パティシエの道具・服装

パティシエが使う代表的な道具

洋菓子を作るパティシエは、作るお菓子の種類によって、さまざまな道具を使い分けています。

そのなかには毎日頻繁に使うものもあれば、状況によってたまに使うものもありますが、ここではパティシエがよく使う道具について紹介していきます。

材料の計量や生地作りに使う道具

ケーキの材料を計量する工程から生地作りの工程までによく使う道具を紹介します。

キッチンスケール

いわゆる「量り」です。アナログ式とデジタル式がありますが、デジタル式のものは0.1グラム単位で計量できるため、より細かい計量を行う際に使われます。

計量スプーン

少量の材料の体積を量る際に使用します。

ペティナイフ

果物の調理や、細工といった細かい作業をするのに適した小さいサイズのナイフです。

粉ふるい

小麦粉などの粉をふるう際に使います。目的に応じて目の粗さを変えます。

ホイッパー

生クリームを泡立てたり、素材を混ぜ合わせたりする際に使用する泡立て器のことです。

めん棒

クッキーなどの生地を均一に伸ばしたり、空気を抜いたりする際に使用します。

ゴムべら

ゴムの弾力性を使い、素材をさっくりと混ぜ合わせたり、クリームをボウルからきれいにすくって移し替えたりします。

木べら

切るようにさっくりと混ぜる際に使用します。

調理や仕上げに使う道具

ケーキを焼き上げるところから仕上げまでに使うことが多い道具を紹介します。

ケーキ型

ケーキを焼くときに用いる型で、さまざまな形のものがあります。また、材質もステンレス、紙、ブリキ、テフロンなどさまざまなものがあります。

パレットナイフ

刃渡りがほぼ平行で、生地を平らにしたり、ケーキの表面にクリームなどを塗る際に使用するナイフです。

カステラナイフ

スポンジなど、柔らかいケーキをカットする際に使われるナイフです。

波刀

刃に波のような凹凸があり、ケーキをカットしやすくなっているナイフです。

絞り袋

袋に口金をセットして、デコレーションをするためのクリームを入れます。

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パティシエの服装

パティシエの服装で大切なこと

パティシエは食べ物を取り扱う職業なだけに、清潔感にはつねに気を配っていなくてはなりません。

服装についても清潔感を重視したものとなっており、この職業ならではといえる格好をするのが特徴です。

勤務先によって若干の違いがある場合もありますが、ここではパティシエの代表的な服装について紹介します。

パティシエが身につける代表的な服装

帽子

「コック帽」と呼ばれる、白くて長い帽子が基本です。

髪の毛は落ちないようにしっかりとまとめて、帽子の中におさめるようにします。

コックコート

上半身については、「コックコート」といわれる料理人と同じような前開きのユニフォームを着用します。

カラーは基本的には白ですが、黒や茶などの色を採用している店舗もあります。

袖は七分袖や五分袖などのものもありますが、袖の端を伸ばすと鍋つかみとしても使えるくらい長いものがよく見られます。

ボタンは万が一、火や熱湯をかぶってしまった際などに引っ張ってすぐ脱げるよう、プラスチックではなく布で作られたものが一般的です。

スカーフ

スカーフは、職場によって採用していないこともあります。

スカーフをつける場合、その目的は職場における部門や役割、階級をわかりやすくするためであったり、見栄えをよくするためであったりするようです。

ズボン

動きやすく、通気性のよい長ズボンを着用します。

サロン

腰には短いエプロンのような「サロン」を着用します。

厨房で動きやすいよう、滑りにくく着脱のしやすい作業靴を着用します。

立ち仕事になるため、疲れにくいものであることも重要なポイントです。

アクセサリー

万が一、壊れて食べ物に混入するといったことがないように、ピアスやイヤリング、ネックレスなどは基本的に禁止されています。

ネイル

爪の間に雑菌が溜まらないよう、爪はつねに短く切ることが求められます。

ネイルアートなども禁止です。