指導棋士とは

指導棋士とは

指導棋士とは、日本将棋連盟の一定の条件を満たした上で、連盟に申請し受理された人のことです。

仕事としては、主に将棋連盟から依頼された将棋振興や普及の事業にも取り組みます。

プロの棋士を指導する立場と誤解してしまう人もいますが、具体的にはアマチュアへの指導などを通して交流をはかったり、連盟のイベントの手伝いなどがメインの活動です。

簡単にいえば、連盟公認の将棋の指導をする棋士という立場ですが、プロになれなかった人たちの救済制度ともいわれています。

ちなみに1993年3月までは「準棋士」という名称で、1993年4月から「指導棋士」と呼ばれるようになりました。

その名前からもわかるように、棋士に準じる実力のある資格といえるでしょう。

日本将棋連盟 指導棋士

指導棋士になるには

指導棋士になるための資格は、原則として「奨励会(しょうれいかい)」に入会したものの、プロ棋士になる四段への昇段が叶わず退会した初段以上の元会員です。

半年に1回行われる三段リーグでは、上位2名に入らないと四段への昇格が認められず、年間でも4名しかプロの棋士になることができません。

26歳までに四段になれない場合は、残念ながら規約に基づいて退会となりますが、指導棋士になる資格が得られます。

よって指導棋士は目指してなるものではないようです。

また指導棋士になると公式サイトで紹介してもらえるようになりますが、アマチュアの将棋大会に参加することができなくなります。

指導棋士の生活・現状

指導棋士は日本将棋連盟に登録された人で、連盟の依頼により活動を行いますが、実際にそのような仕事はそれほど多くありません。

一部の人はテレビ解説や将棋雑誌に寄稿したりしていますが、自分で将棋教室を開いたりして独自に生計を立てる人も多いようです。

しかし将棋教室での指導は指導棋士でなくてもできるため、絶対に登録しなければならないというものでもありません。

また指導の専門家は指導棋士以外にも多数いるため、登録だけして、実際には活動されていない指導棋士もいます。

ゴルフなどでいえば、「レッスンプロ」にあたるといえばわかりやすいかもしれませんが、ゴルフとは違って完全な職業として成り立っているとはいえないのが現状です。