警察の組織

警察組織は、国の管轄になるものと、各都道府県の管轄になるものの2パターンに分けられます。

国の警察組織

警察組織でもっともトップに位置するのが、東京・霞ヶ関にある「警察庁」です。

警察庁は国家公安委員会によって管理され、警察行政全般を担当しています。

この付属機関として「警察大学校」「科学警察研究所」「皇宮警察本部」があり、地方機関として全国のエリアごとに9つの「警察局」が置かれています。

警察大学校

警察庁設置法で定められた大学教育機関で、一般の大学(学校法人)とは異なります。

特別捜査幹部研究所と国際捜査研究所を併設し、海外からの警察幹部の受け入れも行われています。

科学警察研究所

爆発物の鑑定や麻薬探知、モンタージュ写真作成などの研究機関です。

皇宮警察本部

皇居や赤坂御用地、御用邸など、皇室財産の警備を行います。また、天皇・皇后両陛下や皇族が外出される際の護衛も行います。

皇宮護衛官の仕事

また警察組織そのものではありませんが、警察庁のすぐそばには、法務省に属している司法・捜査機関として「検察庁(正式には最高検察庁、東京高等検察庁、東京地方検察庁)」があります。

検察庁は警察と密接に関わっており、警察から身柄送検された被疑者の取り調べを、刑事訴訟法に基づいて行っています。

検事(検察官)の仕事

各都道府県の警察組織

全国の都道府県には、必ずひとつの警察本部があります。

「○○県警察本部」という名称が付けられていますが、東京都の場合は「東京都警察本部」ではなく、「警視庁」と呼ばれます。

それはずいぶんと昔、日本の警察の仕組みができ上がっていくときに、現在の東京の警視庁がはじまりとなったことに由来するといわれています。

なお、警視庁の長は「警視総監」、警察庁の長は「警察庁長官」と呼びます。

各都道府県の警察本部内には、交通、刑事、生活安全、総務など複数の部門があり、それぞれの各地に「警察署」が置かれています。

そして、私たちの生活になじみ深い「交番」や「駐在所」は、この警察署の出先機関に当たります。