警察官の転職理由・転職先は? 離職する人は多い?

警察官が今の職場を辞める理由で多いものは?

警察官は、社会秩序を守るというやりがいに溢れた職業である一方、その実際の業務は多くの人が想像する以上に体力面・精神面ともにハードで、上下関係も非常に厳しいことで知られています。

また、事件や事故はいつ何時起こるか予測不可能ですので、勤務時間はどうしても長くなりやすい傾向にあり、そのうえ休日であっても急に呼び出されることもあります。

警察官を辞める理由としては、このような業務面の厳しさに起因したものが多く、もう少し余裕をもって働くため、あるいは仕事とプライベートとの両立を図るために警察官を辞めるケースが目立ちます。

警察官のつらいこと・大変なこと・苦労

離職する警察官は多い?

総務省の統計によれば、定年退職以外の理由で警察官を辞める人の数は、毎年2500人前後です。

警察官は職員数自体が非常に多いという事情もありますが、離職者は決して少なくないといえるでしょう。

公務員のなかでみても、警察官は比較的退職者の多い職業とされており、25歳未満の若手に限っては、一般行政職の3倍ほども離職率が高いとするデータもあります。

しかし、ほかの職業と同じように、キャリアを重ねるほど離職率は低下していき、30代の離職者は200人~300人程度です。

警察官の転職で気をつけるべきこと

新任の警察官は、まず全員が全寮制の警察学校に入学して、警察官に必要な素養を身につけます。

寮という閉鎖された空間のなかで24時間ずっと生活しなければならず、また期間についても、学歴によって差があるものの、最低でも半年間にわたる長丁場です。

このため、警察学校在学中の時点で、集団生活に耐えきれずリタイアしてしまう人も少なくないようです。

しかし、そのような超短期の退職は、いうまでもなく自身のキャリアにおいては大きなマイナスポイントとなり、転職時には不利に働きます。

警察官からほかの職業に転職したいと思っても、少なくとも3年程度は勤務することが望ましいでしょう。

逆にいえば、集団生活に馴染める自信がないなら、最初から警察官にならないほうが無難かもしれません。

警察官の職務経歴書の書き方のポイント

一般的な民間企業とは異なり、警察官の職種は幅広く、業務内容も多彩であるため、職務経歴書を書こうと思うと、ついつい長くなってしまいがちです。

しかし、転職先の人事担当者が求めている情報は、そのキャリアによってどんなスキルが身についたか、そしてそれを転職先の業務にどのように生かせるかということです。

業務内容を羅列したような説明文はできる限り省き、面接官にアピールしたい事柄だけをある程度絞って、簡潔に書くことがポイントです。

表彰歴など、数字を踏まえた客観的な実績を含められると、さらに説得力のある職務経歴書となるでしょう。

また、昨今は、自主的に退職するのではなく、不祥事を起こして懲戒免職処分となる警察官が報道されるケースも増えています。

あらぬ誤解を受けないためにも、職務経歴書の前職退職理由については、たとえば「一身上の都合」といった曖昧なものではなく、できる限り具体的に明記しておくことが望ましいでしょう。

警察官の転職先として多いものは?

警察官は、基本的に転職市場における価値の高い職業のひとつです。

体力面で他者より秀でていることはもちろん、精神的に厳しい職場で働いていたというキャリアは、多くの業界で歓迎されやすいでしょう。

警察官の転職先として代表的なのは、警察官時代に培ったスキルを生かしやすい、警備員、自動車学校の教官、トラックの運転手、スポーツインストラクターなどです。

また、一般企業の営業職や事務職などで働く元警察官も大勢おり、活躍の場はかなり幅広いといえます。

転職先はどのように探せばいい?

警察官は比較的「つぶしが効く」ほうの職業に分類されますので、一般的な求人サイトやハローワークなどでも、求人情報をみつけることはさほど難しくないでしょう。

ただ、警察官の業務内容は幅広いため、どのような職務を経験してきたか、どのようなスキルを保有しているかは、同じ警察官でも個人差がかなり大きいといえます。

どんなスキルがどの職業に生かせるのか、個人で調べるにはどうしても限界がありますので、キャリアに迷っているなら、転職エージェントなどを利用するという選択肢もあります。

とくに、ある程度年齢を重ねた人については、転職に失敗すると大きな痛手となりますので、そのようなサービスを利用して、客観的な視点から転職先を探してみることも有効かもしれません。