警察官の高卒と大卒の違い

初任給・給料

各都道府県の警察官採用試験では、「大卒者」と「高卒者」それぞれ別の枠による募集がかけられています。

採用試験に合格して警察官として採用されると、一般的には大卒者も高卒者も「巡査」という階級でスタートしますが、その際の初任給は大卒のほうが3万円〜5万円ほど高く設定されています。

また、公務員である警察官は俸給法に従い、勤続年数や階級に応じて給料がアップしていきます。

階級を上げるためには「昇任試験」を受けることが必要であり、最初の昇任試験の受験資格を得られるまでの期間は、高卒に比べて大卒の方が短いことが特徴です(大卒は2年、高卒は4年。警部まで)。

高校を出てすぐに警察官になった人のほうが、当然、大卒者よりも4年ほど早く働き始めるため、大卒者が警察官になった時点では、その分だけ給料を多くもらっていることになります。

ただし、昇任しなければ給料は頭打ちであり、高卒者、大卒者関係なく、どれだけ給料がアップしていくかは人によって差が出ます。

「キャリア組」を目指すなら大卒
都道府県警察で働く警察官ではなく、国家公務員として警察庁に入庁し、いわゆる「キャリア組」として経験を積んでいきたいのであれば、大卒であることが絶対条件になります。

なぜなら、国家公務員採用試験は高卒では受験できないためです。

ただし、警察庁の採用人数は毎年わずか10〜15名程度であり、大変な難関となっています。

高卒のメリット

このほか、警察官になると入校が必須となる警察学校で学ぶ期間は、大卒が6ヵ月なのに対し高卒は10ヵ月という違いがあります。

一見すると、大卒の警察官のほうが良い点が多いように思えますが、高卒の警察官の場合、若いうちから現場経験をたくさん積むことができるというメリットがあります。

警察の世界では、早くに働き始めた人が「先輩」となるため、警察学校卒業後に交番へ配属された場合も、大卒者は年下の先輩から仕事を教わることにもなります。

警察官の仕事は、さまざまな現場経験を重ねて成長していくことができるものです。

早くから第一線でバリバリと活躍したいという気持ちを持っている人は、高卒ですぐに警察官を目指すことも多いようです。