女性の警察官

女性警察官の採用状況・実態

かつて女性の警察官といえば「交通部門」や「生活安全部門」での勤務が中心で、任される業務の範囲も限られていました。

しかし、近年は女性警察官でも白バイに乗ることができたり、女性の特別捜査隊や機動隊を結成する都道府県警察も増えていたりと、仕事内容やキャリアアップに関して男女の区別がなされることはありません。

実際、ここ最近は女性警察官の採用人数も増えていることが特徴です。

毎年度1,000人を超える女性警察官の採用が続いており、平成25年度には約1,600人(新たに採用された警察官のうち14.3%)の女性警察官が採用されています。

女性の活躍が期待される場面も多い

犯罪を起こすのは、男性だけではありません。

女性被害者や被疑者からの事情聴取は、女性警察官のほうが上手くいくケースもあるといわれていますし、性犯罪やドメスティックバイオレンスなどの分野では、女性警察官の能力・特性が発揮できる場面も多々あります。

女性の警察官が増えるにつれ、県警察の本部長や警察署長など、女性警察官の幹部登用も進んでいます。

現在は、女性の視点を反映した警察組織づくりも進んでおり、さらなる活躍が期待されています。

体力面は大丈夫?

男性に比べると、体力面で女性のほうが不利になるではないかと心配になる人もいるかもしれません。たしかに、警察学校に入ったばかりの頃は、日々の訓練に厳しさを感じる女性もいるようです。

しかし「警察官として頑張っていく」という強い気持ちさえあれば、訓練は決して乗り越えられないものではありません。

同期の励ましや支えに救われる瞬間もたくさんありますし、地道な努力を続けていれば、学校を卒業する時には立派に業務を遂行できるだけの体力も身についているでしょう。

ただし、逆にいえば「女性だから」といって特別に甘やかされる世界でもありません。

もちろん、育児休業など女性が長く働き続けられるための制度は整っていますが、普段の業務においては男性も女性も関係なく、警察官としての誇りと責任をしっかりと持つ必要があります。

都道府県警察の女性警察官数の推移

女性警察官の人数は年々増加しています。都道府県警察の女性警察官の人数は、平成27年時点で20,947人になっています。

都道府県警察の女性警察官数の推移_27

全警察官に占める女性警察官の割合の推移

全警察官に占める女性警察官の割合も徐々に増えており、平成27年時点では8.1%になっています。

全警察官に占める女性警察官の割合の推移_27