家庭裁判所調査官採用試験の難易度・合格率・倍率

家庭裁判所調査官補採用試験は超難関試験

家庭裁判所調査官補の採用試験は、幅広い学部、学歴の人がチャレンジできる試験ですが、試験自体は国家公務員の中でも「キャリア組」といわれる旧国家公務員Ⅰ種試験と同等の非常に難易度の高い試験です。

超難関大学といわれるような大学卒業者や法科大学院卒業者なども多く受験しており、合格のためには徹底した準備が必要となるでしょう。

近年の家庭裁判所調査官補採用試験の合格率は以下となっています。

  申込者数 合格者数 倍率
平成24年度
院卒者試験 229 18 9.6
大卒程度試験 642 44 10.9
平成25年度
院卒者試験 215 15 10.1
大卒程度試験 654 47 9.9
平成26年度
院卒者試験 176 19 6.4
大卒程度試験 591 41 10.2

http://www.courts.go.jp/saiyo/siken/jissi/index.html

内定を得るには高得点が必要

採用試験では、成績順に名簿が作成され、上位合格者から順に採用されることになります。

そのため、採用枠の状況次第では、合格していても内定がとれないということもあるため、試験はできるだけ高得点で合格することが必要になります。

平成27年度裁判所職員採用総合職試験(家庭裁判所調査官補)概要

家庭裁判所調査官は、特別職の国家公務員であり、裁判所職員採用試験総合職(家庭裁判所調査官補)に合格する必要があります。

採用試験は、大学卒業者区分と院卒者区分とに分かれ、21歳以上30歳未満といった年齢制限と日本国籍者以外や国家公務員法で規定されている以外の人が受験することができます。

試験は1次試験と2次試験にわかれます。1次試験では基礎能力試験と専門試験、2次試験では専門試験、政策論文試験、人物試験が課せられます。

平成27年度試験より、試験の名称が採用される官職が明記されるようになり、1次試験の出題方法が変更され、また1、2次試験の試験会場が大幅に増加され、2次試験日程が後ろ倒しになるなど、より受験しやすく変更されています。

http://www.courts.go.jp/saiyo/vcms_lf/shiken-henkou.pdf

<日程>
試験日 第1次試験 平成27年5月31日(日)
    第2次試験 筆記試験 7月4日(土)
          人物試験 7月8日(水)〜7月17日(金)

合格発表日 
第1次試験 6月26日(金)
最終合格発表日 8月18日(火)

採用予定人数
院卒者区分10人程度
大卒程度区分30人程度

<試験地>
第1次試験地
東京都 横浜市 さいたま市 千葉市 静岡市 新潟市 大阪市 神戸市 京都市 名古屋市
金沢市 広島市 山口市 岡山市 鳥取市 松江市 福岡市 熊本市 鹿児島市 宮崎市 那覇市 仙台市 福島市 盛岡市 札幌市 函館市 釧路市 高松市 高知市 松山市

第2次試験地 
筆記試験 第1次試験地に同じ(第1次試験と同一の試験地で受験する。)
人物試験 東京都 大阪市 名古屋市 広島市 福岡市 仙台市 札幌市 高松市

<受験資格>
総合職試験(家庭裁判所調査官補,院卒者区分)
昭和60年4月2日以降に生まれた者で次に掲げるもの
1  大学院修士課程又は専門職大学院専門職学位課程を修了した者及び平成28年3月までに大学院修士課程又は専門職大学院専門職学位課程を修了する見込みの者
2 最高裁判所が1に掲げる者と同等の資格があると認める者
総合職試験(家庭裁判所調査官補,大卒程度区分)
1 昭和60年4月2日から平成6年4月1日までに生まれた者
2 平成6年4月2日以降に生まれた者で次に掲げるもの
 ? 大学を卒業した者及び平成28年3月までに大学を卒業する見込みの者
 ? 最高裁判所が?に掲げる者と同等の資格があると認める者

<試験科目>
総合職試験(家庭裁判所調査官補,院卒者区分)
第1次試験
基礎能力試験(多肢選択式)
公務員として必要な基礎的な能力(知能及び知識)についての筆記試験
 知能分野 27題
 知識分野 3題
専門試験(記述式)
家庭裁判所調査官補に必要な専門的知識などについての筆記試験
 次の15科目(15題)のうち選択する3科目(3題)
人間関係諸科学科目から少なくとも1科目(1題)を選択する必要があります。
・人間関係諸科学科目
 心理学概論,臨床心理学,社会心理学,社会学概論,現代社会論,社会調査法,社会福祉学概論,社会福祉援助技術,地域福祉論,教育学概論,教育心理学,教育社会学
・法律学科目
 憲法,民法,刑法

第2次試験
専門試験(記述式)
家庭裁判所調査官補に必要な専門的知識などについての筆記試験
 次の13科目(15題)のうち選択する2科目(2題)
ただし,児童福祉論と高齢者福祉論は同時に選択することはできません。また,民法のみ2題又は刑法のみ2題を選択することはできません。
臨床心理学,発達心理学,社会心理学,家族社会学,社会病理学,社会福祉援助技術,児童福祉論,高齢者福祉論,教育方法学,教育心理学,教育社会学
民法,刑法

政策論文試験(記述式)
組織運営上の課題を理解し,解決策を企画立案する能力などについての筆記試験 

人物試験
人柄,資質,能力などについての集団討論及び個別面接

総合職試験(家庭裁判所調査官補,大卒程度区分)
基礎能力試験(多肢選択式)
公務員として必要な基礎的な能力(知能及び知識)についての筆記試験
 知能分野 27題
 知識分野 13題

専門試験(記述式)
家庭裁判所調査官補に必要な専門的知識などについての筆記試験
 次の15科目(15題)のうち選択する3科目(3題)
・人間関係諸科学科目
 心理学概論,臨床心理学,社会心理学,社会学概論,現代社会論,社会調査法,社会福祉学概論,社会福祉援助技術,地域福祉論,教育学概論,教育心理学,教育社会学
・法律学科目
 憲法,民法,刑法

第2次試験
専門試験(記述式)
家庭裁判所調査官補に必要な専門的知識などについての筆記試験
 次の13科目(15題)のうち選択する2科目(2題)ただし,児童福祉論と高齢者福祉論は同時に選択することはできません。また、民法のみ2題又は刑法のみ2題を選択することはできません。
臨床心理学,発達心理学,社会心理学,家族社会学,社会病理学,社会福祉援助技術,児童福祉論,高齢者福祉論,教育方法学,教育心理学,教育社会学、民法,刑法

政策論文試験(記述式)
組織運営上の課題を理解し,解決策を企画立案する能力などについての筆記試験 

人物試験
人柄,資質,能力などについての集団討論及び個別面接

http://www.courts.go.jp/saiyo/vcms_lf/H27_ABCjukenannai.pdf