国税専門官採用試験の難易度・合格率・倍率

国税専門官採用試験とは

国税専門官になるためには、国税庁が行う国税専門官採用試験に合格する必要があります。

国税専門官採用試験は毎年6月中旬から始まり、第1次試験は筆記にて教養試験と専門試験が行われ、第2次試験では人物試験と身体検査が実施されます。

第1次試験は全国の国税局の管轄内でそれぞれ行われ、こちらに合格した場合のみ、面接などの第2次試験を受験することができます。

国税専門官になるには

国税専門官採用試験の難易度・勉強時間

国税専門官採用試験の採用予定数は、例年約1,200名前後となっており、試験の申込者数は約16,000人~20,000人、最終的な合格者数は3,000名前後となっています。

2019年は、採用予定が1,200名、申込者数14,238名、受験者数10,490名、最終合格者は3,514名で、倍率は4.1倍でした。

この倍率は他の公務員試験と比べるとかなり低い水準で、難易度は低いといわれています。

近年では国税専門官の人数を増加させる目的で、採用予定者数を増加させているのも倍率が低くなっている要因です。

ただし、筆記試験では他の公務員試験にはない会計学の専門的な知識が問われるので、合格するためには時間をかけてしっかりと準備する必要があるといえるでしょう。

国税専門官の1次試験の合格者は6,154名となっており、受験者の約2人に1人は筆記試験に落ちてしまうことになります。

国税専門官の合格率・男女比率

国税専門官申込者数

国税専門官の申込者数は、年々減少傾向にあります。2019年度試験の申込者数は14,238人となりました。

国税専門官採用試験申込者数_2019

国税専門官合格者数

国税専門官の合格者数は、2008年度をピークに減少に転じていましたが、2013年度から大幅に増加し、2019年度は3,514人となりました。なお、国税専門官の採用予定人数は1,200人となっています。

国税専門官採用試験合格者数_2019

国税専門官合格倍率

受験者数の減少と、合格者数の増加のため、合格倍率が下がりました。2019年度倍率は4.1倍となっています。

国税専門官採用試験合格倍率_2019

2016年度国税専門官採用者男女比率

2016年度の採用者の男女内訳は、男性合格者781人、女性262人となり、男女比率は男性74.9%、女性25.1%となっています。

平成28年度国税専門官採用者男女比率_29

2019年度 国税専門官採用試験の概要

試験日 ・第1次試験:2019年6月9日(日)
・第2次試験:2019年7月11日(木)~7月19日(金)
試験地

第1次試験

札幌市、盛岡市、仙台市、高崎市、さいたま市、新潟市、松本市、名古屋市、金沢市、京都市、大阪市、松江市、岡山市、広島市、高松市、松山市、福岡市、熊本市、鹿児島市、那覇市

第2次試験

札幌市、仙台市、さいたま市、東京都、名古屋市、金沢市、大阪市、広島市、高松市、福岡市、熊本市、那覇市

受験資格 1.1989年4月2日~1998年4月1日生まれの者
2.1998年4月2日以降生まれの者で、次に掲げるもの
(1)大学を卒業した者及び2020年3月までに大学を卒業する見込みの者
(2)人事院が(1)に掲げる者と同等の資格があると認める者
試験科目

第1次試験

◇基礎能力試験(多肢選択式)
公務員として必要な基礎的な能力(知識及び知能)についての筆記試験
出題数は40題
知能分野 27題
 (文章理解11、判断推理8、数的推理5、資料解釈3)
知識分野 13題
 (自然、人文、社会13(時事を含む。)

◇専門試験(多肢選択式)
国税専門官として必要な専門的知識などについての筆記試験
出題数は70題
<必須>
2科目(16題)
(民法・商法、会計学(簿記を含む。)
<選択>
次の9科目54題(各6題)から4科目24題選択
(憲法・行政法、経済学、財政学、経営学政治学社会学・社会事情、英語、商業英語、情報数学情報工学

◇専門試験(記述式)
次の5科目(各1題)のうち1科目選択
憲法、民法、経済学、会計学、社会学

第2次試験

◇人物試験
人柄・対人的能力などについての個別面接

◇身体検査
主として胸部疾患(胸部エックス線撮影を含む。)、尿、その他一般内科系検査"

合格発表 ・第1次試験:2019年7月2日(火)
・第2次試験:2019年8月20日(火)
最終合格者数 3,514人(2019年度)
合格倍率 4.1倍(2019年度)
採用予定数 約1,200名
詳細情報 国税庁 国税専門官採用試験