DTPオペレーターとDTPデザイナー、グラフィックデザイナーの違い

所属会社により定義はあいまい

DTPとはDesk Top Publishingの略で、パソコンで印刷用の入稿データを制作することをいいます。

ひと昔前の認識では、グラフィックデザイナーはデザインイメージを手書きで起こし、そのイメージに基づいて、DTPオペレーターがパソコンを用いて印刷会社に入稿できるデータに仕上げるという流れでした。

しかし、パソコンが身近なツールになるにつれ、グラフィックデザイナーもグラフィックソフトを用いてパソコンでデザインイメージを起こすようになり、2つの職種の線引きはあいまいになっています。

また、インターネットの普及に伴い、Webデザイナーという新たな職種が誕生したことをきっかけに、区別するために、印刷媒体のデザイナーをDTPデザイナーと呼ぶようになりました。

よって現在では、パソコンの使用、不使用に限らずデザインを行うのがグラフィックデザイナー、パソコンを使ってデザインするのがDTPデザイナーであり、同じ職種を指すことが多いといえるでしょう。

また、その指示に基づきパソコンで作業するのがDTPオペレーターであり、DTPオペレーターを設けていない会社では、DTPデザイナーがその職務を兼ねることになります。

一般的な制作の流れ

現在、主流になっている制作の流れは、次のようなパターンです。

1.紙面のイメージが伝わるくらいまでのラフデザインをグラフィックデザイナーまたはDTPデザイナーが起こしてクライアントに提案し、必要があれば修正を加えて、制作開始の了解を得ます。

2.DTPオペレーターにバトンタッチし、コピーを流し込む、フォントを選ぶ、写真やイラストを配置するなどの作業を行います。

3.デザイナーをはじめとする制作スタッフのチェックを受けて、DTPオペレーターが修正を繰り返した後、クライアントに提出します。

4.クライアントからの指示を受けてさらにDTPオペレーターが修正を加え、最終的には印刷会社に入稿できるデータに仕上げます。