DTPオペレーターの現状と将来性

DTPオペレーターの現状

広告・出版業界は、インターネットが普及するにつれ「書店離れ」「活字離れ」により不況が続いています。

広告の主な媒体は、雑誌やセールスプロモーションツールなどからインターネットへと移り、印刷物の数自体が減り続けています。

DTP系のプランナー、ディレクター、デザイナー、オペレーターなどはバブル期から比べると仕事も需要も大幅に減少し、Web系に方向転換する人が後を絶ちません。

そのため、DTP専門のクリエイターの数は減り続けています。

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DTPオペレーターの需要

どれだけインターネットが普及しても、印刷物がなくなることはなく、DTPオペレーターの需要がまったくなくなることはないでしょう。

出版や印刷技術も進化し、近年では専用ソフトを使えばだれでも簡単に印刷物を作ることができるようになりました。

しかし、一定のレベルを保ち、クライアントの要望に的確にこたえる印刷物を作るためには、DTPオペレーターをはじめDTP系の仕事が必要です。

今後は一般の人が作るものと、DTPオペレーターやデザイナーなど専門家が作るものとの差別化を図っていくことがポイントとなるでしょう。

DTPオペレーターの将来性

DTPオペレーターは、グラフィックデザイナーのアシスタントとしての要素が濃い職種であるため、正社員の場合は長く続けていくことは難しいでしょう。

経験を積みデザインスキルを磨いていくうちに、グラフィックデザイナーに転身するケースが一般的です。

一方、即戦力が求められる派遣社員やフリーランスの場合は、40代以上でもDTPオペレーターとして活躍し続ける人も多いです。

DTPオペレーターとして活躍できる期間や働き方を考えながら、将来を考えていく必要があるでしょう。

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DTPオペレーターの今後の活躍の場

中高年層をターゲットに

まだインターネットがそれほど浸透していない中高年層を狙った広告には、印刷物が多用されています。

高齢になると視力が衰え、文字が読みにくくなってしまうため、こうした人たちに対応した読みやすくわかりやすい印刷物は今後も変わらず必要とされるでしょう。

同様に、インターネットに触れることがまだ少ない子どもや、その親向けの印刷物も需要があります。

今後は、DTPオペレーターとしてさまざまな年齢層に配慮し、ターゲットに的確な情報を与えられるスキルが求められるでしょう。

キャリアアップの通過点として

将来を考えるのであれば、DTPオペレーターとして働きながら経験を積み、キャリアアップしていくことが大切です。

デザインのスキルや知識を身に付けるだけではなく、コンテストに応募したり、自分の作品を作成しポートフォリオをつくったりして、自分の実力を周囲にPRしていくことも大切です。

DTPオペレーターは、基本的には長く働ける職業ではありません。

キャリアアップの通過点と考え、もっと自分の力を生かせる分野にステップアップしたり、条件のいい会社に転職したりすることを考えたほうがよいでしょう。