キャビンアテンダントの勤務時間・休日

キャビンアテンダント(CA・客室乗務員)になりたいと考えたとき、自分が望むライフスタイルに合った働き方ができるのか、1日の流れはどのようになるのかが気になるのではないでしょうか。

本記事では、キャビンアテンダントの業務スケジュールや勤務時間、休日の取り方などを紹介します。

勤務体系の種類

キャビンアテンダントは土日祝日を含めたシフト勤務です。

空港によっては24時間飛行機が発着しているところもあります。

それに伴って早朝や夜遅くの搭乗もあるため、勤務はどうしても不規則になりがちです。規則正しい生活はできないものと考えておいたほうがよいでしょう。

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キャビンアテンダントの勤務時間

たとえばJALの場合、キャビンアテンダントの勤務時間は「月間150時間程度(概ね航空機乗務17日、地上業務3日の割合を予定)」と発表されています。

しかし、キャビンアテンダントの仕事は目的地までの距離によってフライト時間(勤務時間)が異なるうえに時差もあるので、一般企業のように「9時から17時まで」とはいきません

また長距離を移動する場合は帰りのフライトに備え、現地での宿泊を伴う勤務となることもあり、勤務日も勤務時間も不規則となります。

国内線の場合には、1日に通常2回から3回程度のフライトをこなすのが一般的で、繁忙期のフライトは1日に4回となることも。華やかではありますが、体力が要求される仕事です。

どの航空会社でも事前に向こう1ヵ月間の勤務スケジュールを決め、キャビンアテンダントはそれに沿って仕事をしています。

キャビンアテンダントの休日

キャビンアテンダントは土日祝日を含めたシフト勤務であるため、毎週決まった曜日が休日にはなるわけではありません。

国内線勤務の場合は、4日働いて2日休むサイクルが一般的です。

国際線での長距離フライトを終えたあとは、滞在期間に応じて帰国後に連休が入ります。

休日は原則として月に10日前後が一般的です。

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キャビンアテンダントの残業

キャビンアテンダントには、いわゆる残業はありません

しかし、もし天候や機材繰りなどにより目的地への到着が遅れれば、勤務時間も自然と長引くことになります。

また、毎回フライトの時間内ですべてのサービスを提供し終えなければならないため、気を抜いたり休憩したりすることはできません。

残業がない分、ほかの仕事よりも厳しい環境といえるでしょう。

キャビンアテンダントの夜勤

キャビンアテンダントは、時に深夜までのフライトを担当することがあります。

特に国際線など、8時間を超えるような長距離路線に乗務する場合は、機内の最後尾にある仮眠室(クルーバンク)を使い、交代で休憩をとります。

また、深夜までの仕事に及んだ場合は勤務に応じた深夜手当が支払われます。

キャビンアテンダントは忙しい? 激務?

不規則な勤務体制のつらさ

国際線に乗務するキャビンアテンダントの場合、国によって異なる時差の影響を受け、実質徹夜勤務になることも多いため、生活が不規則になりがちです。

国内線勤務でも早朝便に乗務する日は朝3時や4時に起きるのが当たり前、さらに1日に複数のフライトに乗務するため、かなりの体力・気力を消耗します。

どの程度から激務と感じるかは人それぞれですが、キャビンアテンダントにとって体力はもちろん、不規則な生活や少々のストレスには負けない精神力や体力が必要といえるでしょう。

過酷な機内環境

飛行機に乗った際に、喉が痛くなったり目が乾いたりすることがあります。

飛行機の外は氷点下になるため、機内温度を保つために使用される空調により湿度が大きく下がってしまうのです。

長距離フライトにもなれば、機内の湿度は20%以下にまで下がるため、風邪をひきやすい、肌が乾燥するなどのトラブルに見舞われるキャビンアテンダントも少なくありません。

こまめに水分をとり、滞在先や休憩中はしっかりと加湿するなどして、健康管理に気を付けなければなりません。

キャビンアテンダントの休日の過ごし方

勤務先の企業によっては、ある程度まとまった休暇を取得することも可能です。

旅行が好きな人が多い職業であり、そうした休みを利用して海外旅行に行く人もいます。

また、国際線で次のフライトまで時間がある場合は、現地に滞在することもあります。

プライベートだとしても、その国の歴史や文化などに触れ見聞を広めることで、キャビンアテンダントとしてのサービスの向上に生かすことができます。

キャビンアテンダントの1日・1週間のスケジュール

キャビンアテンダントの勤務時間・休日のまとめ

キャビンアテンダントは、ほかの多くの企業のように9時から17時など決まった時間に働く職業ではありません。早朝から何度もフライトをこなしたり、国境を越える長距離移動の際は現地での宿泊を伴うこともあります。

不規則な生活や乾燥しがちな機内に苦しめられる人もいますが、まとまった休日を取ることができる企業もあり、オフの日は旅行を楽しむ人も多いようです。