プロボクサーになるには

まずはボクシングジムの練習生になる

プロボクサーになるには、日本ボクシングコミッション(JBC)のプロテストを受けてライセンスを取得する必要があります。

そのプロテストを受けられるのは、17歳〜32歳までの男女で、日本プロボクシング協会(JPBA)に加盟するボクシングジムに所属している者です。

つまり、プロボクサーになろうと思えば、まず、日本プロボクシング協会(JPBA)に加盟するジムに所属して、ボクシングの基本を身につける必要があるということです。

ボクシングジムで、プロをめざしてトレーニングする人は「練習生」と呼ばれます。

練習生には、フィットネスとしてボクシングを習っている人やダイエットが目的の人、あくまで趣味としてボクシングをしている人などがいますが、プロボクサーをめざすなら、週5〜6日はジムに通い、1〜3時間はトレーニングする必要があります。

ジムを毎日利用できる会員の月謝は1万円前後

東京都内のあるボクシングジムでは、ジムを毎日利用できる一般会員(高校生以上)の月会費が1万2600円、ジュニア会員(中学生以下)が5250円となっています。

動きやすい運動服、運動靴、タオルの他、バンデージ、グローブ、縄とび、会費引落し用の通帳が必要です。

ボクシングは、相手をKO(ノックアウト)することを目的とした格闘技です。正しいパンチの出し方を身につけなければ、思わぬケガをしたり、手首やヒジなどを痛めかねません。

また、防御の方法を身につけなければ、脳や内臓に大きなダメージを受けることもあります。相手を倒すだけでなく、自分自身の体を守るためにも攻撃と防御の基本を身につけておく必要があります。

自分の体を守るという意味では、脳のCT検査(30歳以上はMRI検査)で異常が見つかると、プロテストを受けることができない決まりにもなっています。

実技テストは攻撃と防御の基礎力が審査される

プロテストは、筆記と実技です。特に重視されるのが実技で、受験生が2人1組になって2R(1Rは2分30秒)のスパーリングを行います。

勝ち負けは関係なく、ボクシングの攻撃と防御の基本がしっかり身についているかどうかが審査されます。

ボクシングジムの練習生になってから、早い人で3ヵ月、一般には半年〜1年でプロテストに合格する人が多いようです。

元WBC世界バンタム級チャンピオン辰吉丈一郎は、練習生時代、わずか3回目のスパーリングで国体2位の選手を倒したというエピソードを残していますが、逆に、プロテストに一発合格しなかった人でも、その後の努力で世界チャンピオンになった人もいます。