【2022年版】プロボクサーの給料・年収・ファイトマネー

プロボクサーの年収の仕組み

プロボクサーの収入は試合のファイトマネー

プロボクサーには、会社員のように定期的に支給される給料はありません。

ボクサーとしての主となる収入は、試合をすることで得られる「ファイトマネー」のみです。

ファイトマネーは試合の出場給のようなもので、その試合に勝っても負けても契約したファイトマネーの額は変わりません。

ファイトマネーは選手のレベルによってさまざまですが、世界チャンピオンを決めるタイトルマッチであればワンマッチにつき1000万円以上の金額となります。

ただし、所属ジムとの契約にもよりますが、ファイトマネーのうちの何割かはジムがマネジメント料などとして徴収するケースが多いです。

また、プロボクサーになりたてのC級ライセンス選手の試合では、ファイトマネーの代わりに試合のチケットが選手に配布され、自分で販売した金額が取り分になる場合もあります。

人気選手はファイトマネーも高く、副収入もある

世界タイトルマッチなどでは、選手の人気の高さや試合の注目度によってファイトマネーも大きく違ってきます。

試合の注目度によってファイトマネーが異なるのは、タイトルマッチをテレビ放送したときの視聴率に差があるからです。

視聴率が高ければ、それだけスポンサーもたくさんついて放送権料がアップします。

かつてボクシング興行の収入源はテレビの放送権料が中心で、放送権料が高くなればファイトマネーもアップしていました。

しかし最近はボクシングのテレビ中継は少なくなっており、今後はインターネット中継の時代となっていくことが予想されます。

とはいえ、人気選手のファイトマネーが高いことは変わらないでしょう。

世界チャンピオンとなって人気が出れば、バラエティ番組やCMなどへの出演依頼なども増え、副収入もアップしていきます。

プロボクサーの平均年収・収入

プロボクサーといっても、「C級」や「B級」の選手と「世界チャンピオンレベル」の選手では、ファイトマネーの額がまったく異なるため、プロボクサーの平均収入を算出するのは難しいです。

ファイトマネーだけで生活ができるのは日本チャンピオン以上といわれていますが、日本チャンピオンのファイトマネーは100万円前後の場合が多いです。

日本チャンピオンレベルの選手が1年間に4〜5試合戦えば、ファイトマネーだけで年収は400~500万円となります。

これくらいの収入があれば日常生活を送ることは可能といえますが、日本チャンピオンになっても、野球やサッカーなどのプロ選手と比べると決して高収入とはいえません。

プロボクサーのトップ選手の年収

恵まれた生活をしたければ世界チャンピオンになるしかないというのがボクシング界の常識です。

世界チャンピオンのタイトルマッチとなれば、ファイトマネーも1000万円〜5000万円と跳ね上がります。

タイトルを防衛して1年間に4試合すれば、ファイトマネーだけで4000万〜2億円です。

さらに、世界チャンピオンとなって人気がでれば、テレビ番組やイベント、CMなどへの出演料、スポンサー契約料といった副収入も入ってきます。

プロボクサーのトップ選手の収入は、プロ野球やプロゴルフなどの一流選手と比べても引けをとらない高収入です。

プロボクサーの待遇の特徴

どんなプロスポーツの世界でも新人とトップ選手の収入は大きく異なるものですが、ボクシングの場合はとくにその差が顕著です。

ファイトマネーの相場は、以下のようになっています。

  • 日本ランキング10位以内の選手:30万〜100万円
  • A級ボクサー:15〜50万円
  • B級ボクサー:10〜30万円
  • C級ボクサー:5〜10万円
  • 新人のC級ボクサー:3〜4万円

このファイトマネーから年収を推定すると、A級ボクサーで200万円以下、B級ボクサーで150万円以下、C級ボクサーになると50万円以下という計算になります。

世界チャンピオンになればプロスポーツ選手の中でもトップレベルの高収入を稼げる一方で、ほとんどのボクサーはファイトマネーだけでは生活できていません。

頂点に上り詰めるまではボクシングだけでは生活ができないという点は、プロボクサーの待遇の大きな特徴といえます。

プロボクサーのセカンドキャリア・引退後の収入

ボクシングは、スポーツの中でも肉体を酷使するうえに精神的にもハードなものであり、プロボクサーとして現役生活を長く送ることは難しいのが実情です。

一般的に、現役で戦えるのは長くても10~12年程度、7~10年以内に現役引退する人も決して少なくありません。

しかしながら、ここまで紹介してきた通り、プロボクサーは現役中に大きく稼げる人はごくわずかで、その後の長い人生の蓄えができていないケースも多々見られます。

世界チャンピオンにでもなっていない限りは、セカンドキャリアに何をするか、どうやって収入を得ていくかを考える必要があります。

プロボクサーとして実績を積んでいれば、ボクシングジムやスポーツジムの経営に携わったり、スタッフとしてボクシングに関わり続けることもしやすいです。

一方、まったく異なる業種に一から挑戦する人や、飲食店の開業、また芸能人タレントの道へ進むような人もいます。