バレリーナの仕事内容

作品の世界を実現する

 
バレリーナの仕事は、振付家の要求することのすべてを踊ることによって表現し、振付家の作りたいと思っている作品の世界を、実現させる仕事です。

振付家は、自分の作品に対して理想と野心がありますので非常に過酷な要求をしてくるものです。

その要求にこたえられるよう、バレエ学校を卒業し、プロフェッショナルなバレエ団に就職した後も、バレリーナは、毎日の基礎訓練を怠らず、テクニックと美しい身体を維持する義務があります。

また、優れた絵画を鑑賞したり、音楽を楽しんだり、たくさんの本を読んだりすることで、自分自身の芸術的なセンスを磨き、振付家の求めるものを理解できなくてはなりません。

バレエ団での仕事

 
パリオペラ座では、日本の相撲部屋のように階級制度が極めて厳しく、あらゆる待遇がダンサーの階級によって変わってくるバレエ団です。

主役クラスになると、コールド・バレエを踊るダンサーとはあまり交流がないと言われますが、日本国内においてはそのようなことはほとんどなく、バレエ団内での協調性が必要です。

高校を卒業して、バレエ団に入団するとほとんどの人はまずコールド・バレエを踊ることになります。コールド・バレエは整然とした美しさが求められますので、周りの人との協調性が必要です。

振付家もコールド・バレエに対しては、確実なテクニックと、ラインや移動の整然とした美しさを求めますので、これに十分こたえることが仕事なのです。

さらに、ソリストや主役を踊ることになった場合は、作品に対するより深い理解と卓越したテクニック、そして演技力と情緒性が求められます。

バレエ教室で教える

これとは別に、国内の多くのバレエ団では、公演のチケットを売ることや、バレエ教師の助手をしたり、バレエ団の経営するバレエ教室に教師として派遣されたりすることが仕事の一部となる場合もあります。

これらの仕事は、海外のバレエ団にはなく、純粋なバレリーナの仕事とは言えないかもしれませんが、生活していく上で必要な仕事です。

バレリーナとバレエ教師の違い

 
バレリーナが勉強することは、バレエを踊るためのものですが、バレエ教師をするには、それ以外に勉強しなくてはならないことがたくさんあります。

バレエを教える基準が定まっていない日本においては、バレエ教育というものが非常に混沌とした状態になってしまっていますし、バレリーナがお金を稼ぐことができないという現実もありますので、教師になるための勉強をしていない人がバレエを教えることはやむを得ない状況にあります。