アスレティックトレーナーになるためにはどんな勉強が必要?

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日本スポーツ協会認定「養成講習会」について

アスレティックトレーナーになる人は、「日本スポーツ協会(JSPO)」が認定するアスレティックトレーナー(AT)の資格「JSPO-AT」という民間資格を取得することが多いです。

「JSPO-AT」を取得するためには日本スポーツ協会が主催する「養成講習会」を受講するか、適応コース承認校(スポーツ指導者養成講習会免除適応コース承認校)を卒業する必要があります。

日本スポーツ協会の「養成講習会」は、アスレティックトレーナーを目指す人の多くが目標とする「JSPO-AT」の受験に必要なカリキュラムとなっていますから、アスレティックトレーナーに必須の知識といえます。

日本スポーツ協会の「養成講習会」で学ぶ内容について、くわしく見ていきましょう。

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日本スポーツ協会認定「養成講習会」の共通科目

日本スポーツ協会はさまざまな「公認スポーツ指導者」を養成しています。

アスレティックトレーナーも公認スポーツ指導者の一種で、そのうちの「メディカル・コンディショニング資格」に分類されます。

スポーツ指導者として必要な知識はスポーツ医科学全般であり、多岐にわたっています。

日本スポーツ協会認定「養成講習会」のカリキュラムは、共通科目と専門科目に分かれています。

共通科目は集合講習と自宅学習で計150時間の学習をすることになっており、スポーツ指導者として活動していく上で必要な人間力や医学・科学的知識、現場・環境に応じたコーチングなどを学びます。

共通科目で学ぶのは、以下のような分野です。

・スポーツ医学
・スポーツ栄養学
・スポーツ教育学
・スポーツ経済学
・スポーツ経営学
・スポーツ史学
・スポーツ社会学
・スポーツ心理学
・スポーツバイオメカ二クス
・スポーツ法学
・スポーツ工学

具体的な科目としては、以下のようなものがあります。

・指導者の役割
・スポーツの心理
・トレーニング論
・身体のしくみと働き
・スポーツ指導者に必要な医学的知識
・アスリートの栄養・食事

日本スポーツ協会認定「養成講習会」の専門科目

日本スポーツ協会認定「養成講習会」の専門科目は、スポーツ医科学の基礎をふまえた上で、アスレティックトレーナーならではの専門知識をさらにくわしく学びます。

学習時間は共通科目の3倍以上の600時間(集合講習190時間、自宅学習410時間)となっており、各項目に十分な時間をかけて学習が行われます。

専門科目で学ぶのは、以下のような分野です。

・アスレティックトレーナーの役割
スポーツ科学
・運動器の解剖と機能
・スポーツ外傷・障害の基礎知識
・健康管理とスポーツ医学
・検査・測定と評価
・予防とコンディショニング
・アスレティックリハビリテーション
・救急処置
・スポーツと栄養
・現場実習

アスレティックトレーナーになるために学ぶべき知識はたくさんありますが、実際に仕事をする現場では知識だけでなく判断力やコミュニケーション能力などが非常に重要になります。

受験対策の勉強ばかりではなく、スポーツジムなどの施設で実際に働きながら知識を身に付けていけば、さらに効果的な学習ができるでしょう。

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