経営企画部門で働くには

経営企画になるまでの道のり

経営企画になるためには、経営企画部門を設置している企業に「総合職」として入社することが第一歩です。

小さな企業の場合は、社長自ら経営企画を手掛けるケースがほとんどで、経営企画部門がありませんので、目安としては従業員100人を超える中規模以上の企業に就職する必要があります。

筆記試験や数回の面接を経て、無事に内定を得ることができれば、スタートラインに立つことができます。

しかし、経営企画になるための戦いは、入社してからが本番です。

経営企画にたどり着くためには、配属された部署において、目に見えて優秀な結果を出し続けなくてはなりません。

経営企画部門に異動できるのは、社内でも「エース」と呼ばれるような有能な人だけです。

部署の人数自体も少なく、限られた椅子をめぐる出世競争は熾烈です。

複数回の異動を経て、どの部署でも成果をあげ、十分に経験を積み、能力や適性が認められれば、やがて経営企画になることができるでしょう。

経営企画になるまでのルート

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経営企画の資格・難易度

経営企画には、必須といえる資格はとくにありません。

最も大切なのは、経営企画という重要なポジションにふさわしい実務遂行能力があるかどうかです。

ただし、必要な専門知識を身につけるために、あるいは人事部や役員へのアピール材料とするために、資格取得に励む人もいます。

その種類はさまざまですが、簿記検定やTOEIC、中小企業診断士、MBA(経営学修士)、公認会計士、USCPA(米国公認会計士)などを目指す人が多いようです。

参考:商工会議所の検定試験

参考:TOEIC

参考:中小企業診断士試験

参考:日本公認会計士協会

難易度にもかなり差があり、簿記3級なら50時間程度の勉強時間で合格が狙えますが、公認会計士を取ろうと思うと3000時間は必要で、働きながら合格するのは至難の業です。

勉強に力を入れすぎて本業がおろそかになっては本末転倒ですので、無理のない範囲でバランスよく勉強に励むことが大切です。

経営企画になるための学校の種類

経営企画には、さまざまなスキルを複合的に兼ね備えていることが求められますので、進路にもさまざまな選択肢が考えられます。

もっともオーソドックスなのは、経営学部や商学部、経済学部など、会計知識やマーケティング理論、経営手法などを学べる学部です。

とくに財務会計や管理会計については、最優先で学んでおくべき分野といえるでしょう。

また、法学部に進んで企業法務を武器にするという道もありますし、理系の学部に進んで統計学情報工学を修めるという選択肢も有効です。

近年は企業の海外進出が盛んになっていますので、外国語学部で多言語を習得したり、海外留学を経験することで、競争相手との差別化を図るという方法も考えられます。

高校生など、これから進路選択を控える人については、経営企画としてどんな「強み」を得たいか、一度じっくりと検討してみるとよいでしょう。

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経営企画に向いている人・配属されやすい人

経営企画は、役員のサポートや現場の業績管理、新規プロジェクトの立ち上げなど、さまざまな仕事を同時並行でこなすことが求められる職種です。

事務処理能力が高く、大量の仕事を手際よく片付けられる人、端的にいうと「頭の回転」が速い人は、経営企画に向いています。

頭の回転の早さとは、短時間で情報を整理する能力やすばやく決断する能力、ひとつのことにこだわらない思考の柔軟性などであり、学校のテストで点を取る能力とはまた別の賢さです。

相手の話を聞いて要点をつかむのが上手い人や、なんでもテキパキとしている人などは、経営企画としての適性が高く、配属されやすいでしょう。

経営企画に向いている人・適性・必要なスキル

経営企画のキャリアプラン・キャリアパス

経営企画は、世間的に「エリートコース」と呼ばれる、サラリーマンとしての王道といえるキャリアパスを歩むことになります。

実務担当者として数年程度の経営企画業務を経験した後は、管理職に昇進するケースが一般的で、別の部署に異動してマネージャーとなったり、部内でそのまま昇格したりします。

生産、販売、営業など、売上をつくる現場ラインの事業部門に移ったり、人事、総務経理といったバックオフィス部門に移ったりして、それぞれの部署で部下を率いて働きます。

その後、執行役員となって経営陣の仲間入りをするのが、経営企画としての理想のキャリアプランです。

ただ、キャリアは自分だけではどうしようもなく、運やタイミングもありますので、思い描いたとおりにいかない場合、自力で道を切りひらくために転職する人もいます。

経営企画部門に配属されたら

経営企画部門に新しく配属された社員は、まず先輩社員のサポート業務を手掛けます。

会議資料のための基礎データづくりや議事録の作成など、excelやwordを使った事務作業がメインとなります。

経営計画の仕事には「スピード感」が求められますので、ある程度のPCスキルと専門用語に対する知識がないと、まったく仕事が追い付かないという事態もあり得ます。

とくに若手のうちに異動した場合は、スキル不足によってキャパオーバーとなるケースも少なくないようです。

キャリアのスタート時点でいきなりつまづくことのないよう、配属される前に、しっかりと基礎的な実務能力を磨いておくことが重要になるでしょう。

その後、中期経営計画の進捗状況管理、経営課題の発見と解決策の策定など、単純な事務処理以外の仕事も少しずつまかされるようになります。

経営企画としてスキルアップするには

経営企画としてスキルアップするには、難易度の高い業務にチャレンジするのが一番です。

新規事業の立ち上げや業務提携、M&A、海外進出、上場準備といったビッグプロジェクトがあれば、積極的に手を上げて参加することをおすすめします。

そういった案件は、仕事の難易度としては非常に高く、質・量ともにハードワークが求められます。

そのうえ、会計知識や関係法令、税制、語学、統計学、ロジカルシンキングなど、求められるスキルも、その都度自主的に勉強しなければならないでしょう。

生活は仕事中心になりがちであり、遊ぶどころか、ろくに休む時間さえ取れないかもしれません。

しかし、経営企画としてスキルアップしたいなら、自分を追い込んでいくくらいの気概が必要です。

地道に努力を続けていけば、やがてオールマイティになんでもこなせる人材に成長できるでしょう。

経営企画のキャリアパス・キャリアアップの考え方

社内におけるキャリアパス

経営企画を任されるレベルの社員は、社内でも指折りの優秀な人材です、

上述のとおり、日々の努力は不可欠となりますが、順調にいけば世間的に「出世街道」といえる華やかなキャリアパスを歩むことができるでしょう。

具体的には、営業や生産など、いわゆる「ライン」と呼ばれる部署の管理職に栄転したり、経営企画部でそのままマネージャーなどに昇進するパターンなどが考えられます。

アメリカなどに留学して、会社の経費でMBA(経営学修士)やUSCPA(米国公認会計士)を取得させてもらえる人もいるようです。

最終的に執行役員などになって、経営陣の仲間入りを果たすのが、経営企画における理想のキャリアです。

社外におけるキャリアパス

ある程度経営企画の経験を積んだ後、それまでにつちかったスキルを生かして転職する人もいます。

その理由はさまざまですが、現状の仕事内容や役割に不満がある人や、給料などの待遇面をアップさせたい人、環境を変えてより成長したいという人などが多いようです。

自分から転職するのではなく、発展途上のベンチャー企業などからヘッドハンティングされるというケースも珍しくありません。

創業間もないベンチャー企業では、チャレンジングな仕事をまかされることが多く、既存の企業とはまた違った面白さとやりがいが得られるでしょう。

また、独立心の強い人のなかには、脱サラしてフリーランスの経営コンサルタントになったり、コンサル会社を立ち上げたりする人もいます。

経営企画への転職を検討するなら、転職エージェントに相談してみよう

未経験や中途で経営企画を目指す場合には、転職エージェントに登録しておくのもおすすめです。

経営企画の仕事に詳しい転職アドバイザーから話を聞くことができたり、経営企画の「非公開求人」の情報を得ることができます。

まだ転職するか迷っている、そもそも経営企画が自分に合っているか不安という段階でも、専門家のアドバイスを聞くことでキャリア選択の幅を広げることができます。

リクルートエージェントは、転職エージェントの中で最も求人数が多く、転職実績もNo.1となっているので、まず登録しておきたいエージェントです。

また、20代の方や第二新卒の方は「マイナビジョブ20's」に登録してみるとよいでしょう。

20代を積極採用している企業の案件が多く、専任キャリアアドバイザーによる個別キャリアカウンセリングを受けることができます。

なお、対応エリアは「一都三県・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀」となります。

どちらも登録・利用はすべて無料なので、ぜひ登録して気軽に相談してみてください。