経営企画への転職・未経験採用はある?

経営企画への転職状況は?

近年の日本は、少子高齢化による人口減少を受けて市場そのものが縮小しており、あらゆる業界において企業の成長スピードは鈍化しています。

そうした環境下において、海外進出やM&A、新規事業の立ち上げなど、何らかの成長戦略を描くことは、生き残っていくためにきわめて重要な経営課題となっています。

このため、各企業は経営企画部(経営企画室)を強化しており、中途採用活動にも積極的です。

とくにIT企業については、そうした動きはきわめて活発です。

ただし、経営企画は、営業職などのように大勢の人数が必要になるタイプの職種ではないため、求人数は多いものの、どこも採用人数は1人、多くてもせいぜい数人程度です。

採用倍率が非常に高くなるケースも珍しくなく、転職するためには厳しい競争を勝ち抜かなければならないでしょう。

経営企画への転職の志望動機で多いものは?

経営企画へ転職する動機として多いのは、経営企画という職種そのものに強い憧れやこだわりがあり、「確実に経営企画職に就くために転職する」というものです。

新卒採用で入社した場合、基本的に自分で配属先を選ぶことはできず、また異動の際に100%希望が通るわけでもありません。

経営企画は上述の通り少数精鋭の部署であり、何年かかっても経営企画になれないケースもあります。

しかし、経営企画職を対象とした中途採用であれば、試験に受かりさえすれば、確実に経営企画として働くことができます。

どうしても経営企画になりたいという人については、現在の職場で気長に異動を待つよりも、思い切って転職したほうが手っ取り早いかもしれません。

経営企画の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

未経験・社会人から経営企画になるには

経営企画の求人のなかには、「未経験者も対象に含む」というものも数多くあります。

実際に経営企画として働いている人の前職をみても、営業、マーケティング、経理、財務、コンサルなど、実にバラエティに富んでいます。

経営企画は関連する部署が非常に多いため、前職が何であっても、それまでのキャリアを生かしやすいという特徴があります。

たとえ未経験・社会人からでも、十分に経営企画になれるチャンスはあるでしょう。

ただし、未経験者OKの求人は、ハードルが低いぶん就職希望者が殺到し、経験者採用にもまして高倍率となりがちです。

少しでも優位に立つために、TOEICでハイスコアを取る、簿記の資格を取るなど、何らかのアピール材料を用意しておくことをおすすめします。

経営企画への転職面接で気をつけるべきことは?

経営企画の転職面接においては、前職における仕事ぶりをいかにアピールできるかが成否のカギを握ります。

ただし、なんでもかんでも実績をアピールすればいいというものではなく、「経営企画に好まれやすい職歴とはどんなものか」をよく考えなくてはなりません。

たとえば営業職の場合、フロントマンとしてたくさんの契約を取って来たというよりも、新しいエリアの新規開拓を行った、新規事業の立ち上げに携わったという職務経験のほうが望ましいといえます。

海外での営業経験があったり、業務提携やM&Aを手掛けた経験があればなおよいでしょう。

同じように、経理であれば記帳作業よりも予算作成のほうが、コンサルであれば限定的な課題解決よりも全社的な課題に取り組んだ経験のほうが、経営企画として望ましいキャリアです。

自分の職務経験を見返し、できる限り経営企画と関連性の高いキャリアを洗い出してみることが大切です。

経営企画に転職可能な年齢は何歳くらいまで?

経営企画の中途採用における年齢制限は、ほかの職種よりもかなり緩めです。

転職者には基本的に即戦力となることが求められますので、たとえば経理部の部長やマーケティング部のマネージャーなど、管理職クラスの豊富な経験をもった中堅以上の人が好まれやすい傾向にあります。

社長をはじめとした役員のサポートをになうという立場から考えても、ある程度経営層に近い年齢の人が望ましいといえます。

このため、実質的に年齢制限はほぼなく、キャリアしだいで何歳になっても経営企画になれるチャンスがあるでしょう。

なお、もっとも転職が盛んなのは40代というデータもありますので、20代などの場合は、むしろ若すぎて「経験不足」とみなされ、かえって転職しにくいかもしれません。

未経験から経営企画に転職する際の志望動機

未経験から経営企画に転職する際の志望動機については、企業理念や経営方針に共感したとするなど、「その企業でなければならない」という必然性が感じられる内容にするべきです。

本当のところは、キャリアアップしたいから、現在の職場ではいつ経営企画になれるかわからないからなど、理由が真実かもしれません。

しかし、そういった自分本位の個人的事情を志望動機にしても、企業側としては「じゃあウチじゃなくてもいいじゃないか」ということになり、採用する理由にはなりません。

あらゆる業界、あらゆる企業に経営企画部門があるからこそ、どうしてわざわざ未経験からその企業に転職したいのか、志望動機に十分な説得力をもたせることが必要になります。

経営企画の志望動機を作成する前に、転職先の事業内容や経営戦略について、しっかりと下調べすることが重要になるでしょう。