経営企画に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

経営企画に向いている性格・適性

頭の回転の速い人

経営企画部門は、会社組織のなかでも中核をになう重要なセクションです。

会社のかじ取り役として、また社長役員などの経営陣の補佐役として、あるいは経営陣と事業部門の橋渡し役として、多面的な役割が求められます。

役割が多いだけに、こなさなければならない仕事量も非常に多く、手際のよさ、要領のよさが求められる職種といえます。

したがって、さまざまなことを同時に、なおかつ素早く片付けられる、頭の回転の速い人が、経営企画に向いているでしょう。

頭の回転が速いというのは、勉強ができること、テストの点が高いこととはまた別の能力であり、学歴とイコールではありません。

たとえば日常生活のなかで会話したとき、相手の話の要点をつかむのが上手いといったように、「情報をすばやく正確に処理する能力」が、頭の回転の速さです。

なんでもテキパキしている、迷うことなく物事を決断できるというタイプの人は、経営企画としての素質があるでしょう。

数字に強い人

経営企画は、部門ごとの売上や利益といった社内の業績から、競合他社の経営状況、消費者物価指数といった経済指標まで、日々大量の数字と向き合い続ける職種です。

そうした数字を基に分析して、各事業部門が抱えている問題点や課題を洗い出し、事業をより成長させていくことが求められます。

したがって、論理的思考が得意で、たくさんの数字やその推移がもつ意味を読み解ける人、つまり数字に強い人は、経営企画に向いているでしょう。

とくに統計に関するスキルは非常に重要といえますが、一方で抽象的な概念を駆使する統計学は、人によって得意不得意の分かれやすい学問でもあります。

将来的に経営企画を目指すなら、自身の適性を確かめるという意味でも、一度統計学について勉強してみるとよいでしょう。

実行力のある人

経営企画の仕事は、事業計画を立案して経営陣にプレゼンし、承認を得て終わりというわけではありません。

つくった計画を各事業部門などの現場に通達し、日々の進行状況を管理して、結果を出すところまで求められます。

どれだけ計画が素晴らしくても、きちんと実行できなければ、まさに「机上の空論」です。

現場の状況を把握し、的確に指示を出したり、細かく修正したりできる実行力のある人は、経営企画としての適性が高いでしょう。

性格的に、自分で決めたことをきちんと守るという人や、一度やり始めたことは最後までやらないと気がすまないという人は、経営企画の素質があるといえます。

経営企画部門で働くには

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経営企画に必要なスキル・能力

ファシリテーション能力

ファシリテーション能力とは、会議やプロジェクトを円滑に進める能力のことです。

ただ単純に議事を進行させる「司会」としてのスキルだけでなく、発言しやすい空気をつくってアイディアを出しやすくしたり、参加者のモチベーションを高めたりといった「リーダー」としてのスキルも含まれます。

英語のfacilitationとは、直訳すると「促進」という意味であり、議論を活発化させるための能力といえます。

ファシリテーション能力を磨くには、参考書などで勉強するとともに、学生時代から意識的に集団のなかに身を置いて、議論の場で実戦経験を積んでいくことが必要になります。

ITスキル

近年は、大企業を中心に「ビッグデータ」の活用が進んでいます。

これまではアナログで情報を処理・分析していたものが、IT技術の発展によってシステムで代替できるようになりました。

このため、現代の経営企画には、そういったシステムを自在に扱えるIT知識も求められます。

ITスキルを磨いておけば、経営企画としての仕事に非常に役に立つでしょう。

経営企画に向いていないのはどんな人?

余裕をもって働きたい人

経営企画は、ときに激務となることもあるかなり多忙な職種です。

予算編成期には深夜までの残業が続くこともありますし、M&Aなどの大型プロジェクトが入れば土日まで仕事漬けになることもあります。

会社の方向性を決めるという経営企画の仕事には、常に重い責任がつきまといますので、精神的な負担も相当なものです。

仕事で追い込まれたくない、心身ともに余裕をもって働きたい、趣味などに充てる自分の時間をしっかりともちたいという人は、経営企画には向かないでしょう。

頭の固い人

経営企画には、さまざまな場面で柔軟性が求められます。

長い時間をかけてつくった経営計画が、社長の「鶴の一声」で根本から覆ることもありますし、現場から反対意見が出ることもあります。

そこで自分の意見やそれまでのやり方に固執するようでは、経営企画としては失格です。

すぐに気持ちを切り替えて「次」に向かったり、相手の心中を察して協力を引き出すにはどうすればいいか、修正案を講じたりしなければなりません。

ひとつの方針、ひとつの方法にこだわるタイプの、融通の利かない頭の固い人では、経営企画の仕事は務まらないでしょう。