自動車ディーラーの休みはいつ? 営業時間や残業ついても解説

自動車ディーラーは、インセンティブで高収入が期待できることから、人気の高い職種です。

しかし、その分求められるものも多いため、多忙な勤務形態であることも事実です。

ここでは自動車ディーラー社員の勤務時間や休日、残業時間などについてご紹介します。

自動車ディーラー社員の勤務時間は長丁場

一般的な勤務時間は10時〜18時半

一般的には朝10時開店としているディーラーが多いため、勤務時間はそれに合せ10:00~18:30頃が定時の目安となります。

10時開店の店であれば、9:30分頃には出社し、ショールームの掃除や展示車の洗車などを行いながら開店時間を迎えます。

なお同じディーラー会社であっても、地域やエリアによって9時開店の店舗と10時開店の店舗で分けられていることもあります。

実働時間は1日7時間30分~8時間程度が目安となり、お昼休みとして約1時間の休憩を挟みます。

営業時間終了後に残業することもある

客商売であるため、ショールームの営業時間中は、営業職・整備職問わず勤務している必要があります。

「フレックスタイム制度」を用意しているディーラーは少ないでしょう。

営業時間が終わり、ショールームが閉店となればその日の業務は終了となりますが、「残業」が発生することもあります。

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自動車ディーラー社員の休日はいつ?

一般的な休日は月曜日か火曜日

多くのディーラーでは、月曜日または火曜日を定休日とし、土日祝日も含め営業しています。

世間が休みとなる土日祝日はむしろ稼ぎ時で、ディーラー社員は基本的に出勤しなければなりません。

週休2日制のディーラーであれば、店舗の定休日に加えて1日休むことになります。

年間休日数は120日前後としているディーラーが多いです。

ゴールデンウイーク・夏季・年末年始などは、長期休業に入るディーラーが多く、世間と同じように7日前後の長期連休が取れます。

ただし、中小のディーラーや個人の販売店などの中には、ゴールデンウイークや年末年始も休まずに営業している店舗もありますので、一概にはいえない部分もあります。

自動車ディーラーの残業時間は月間20〜40時間

自動車ディーラーの残業時間のおおよその目安としては、1日当たり約1~2時間、月当たり約20~40時間となることが多いです。

ただし、繁盛期や店舗の状況によっては、遅くまで残業が発生することもあります。

営業職は残業が発生しやすく、忙しい時期には帰宅が21時、22時になることもあります。

営業職の場合、お客さまが仕事から帰宅された後に、車の引き取りや納車、あるいは営業フォローなどで自宅へ向かったりすることもあります。

また、営業書類の作成など事務手続きも膨大です。

ノルマが達成できない場合、残業して夜遅くまでお客さまにテレコール(電話営業)をすることもあります。

整備職においても、繁忙期は営業時間内ではすべての車両の整備が終わらず、閉店後もピットで作業を続けなければなりません。

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自動車整備士は多忙で激務?

ディーラーの繁盛期は2月〜4月

自動車ディーラーの繁忙期は2月~4月頃です。

この時期は、春の新生活に向けて車を購入する人が増加し、ディーラー側も決算のためセールスに追い込みを掛けます。

その他、7月や12月のボーナス商戦時期、9月の中間決算時期なども繁忙期です。

繁盛期には、営業職はたくさんの新車を販売しなければなりません。

整備職も車検やオプション部品の取り付け作業などがたくさんあり、通常時期よりも仕事量が大幅にアップします。

普段はあまり忙しくない店舗であっても、繁忙期は毎日のように長時間残業をしなければなりません。

客商売であるため、どんなに忙しくても納車の期限や車検の期限などは守る必要があり、休日返上することもあります。

人手不足により激務となることも

自動車ディーラーは出入りの激しい業界であり、離職率は高めです。

特に営業職の場合は、向き不向きも出やすいため、入社してすぐに辞めていく人も少なくはありません。

また、近年は「若者の車離れ」などの影響から、離職者分の補充求人を出しても、なかなか補充の人手が集まらない職場も増えています。

そのような人手不足が原因となり、各自の仕事量が増え、激務となっている店舗もあります。

中小や地方のディーラーは、大手ディーラーと比べると以前から志望者が少ないため、離職者が出ると激務に陥りやすいでしょう。