百貨店社員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

百貨店会社に向いている性格・適性

百貨店の仕事に広く興味が持てる人

百貨店社員といえば、お客さまに商品を売る「販売員」の姿をイメージする人が多いかもしれません。

しかし、実際には百貨店には販売職以外にも仕入れ担当のバイヤーや営業、事務、販売促進総務経理といったさまざまな職種の人たちが働いています。

就職する百貨店にもよりますが、配置は内定後、本人の適性や希望、会社の状況に応じて決定されるケースがほとんどです。

また、入社後も人事異動によって突然、それまでとはまったく異なる部門の仕事に配置されることも十分に考えられます。

将来の目標という意味で「バイヤーになりたい」「催事の企画をしたい」といった熱意を持つことはもちろん大事です。

一方で、目標や視野を狭め過ぎてしまうと、いざ思っていたことと違う仕事に配置されたときに、一気にモチベーションが下がってしまう可能性があります。

そのため、百貨店には多様な仕事があるということを理解し、百貨店の仕事に広く興味が持てる人に向いているとよいでしょう。

どの仕事に就くにしても、お客さまのため、そして自分のキャリアアップのために頑張ろうという前向きな気持ちを持つことが大切です。

流行やトレンドに敏感な人

百貨店に並ぶ商品は、その多くが「今の時代に必要とされるもの」です。

したがって、百貨店社員として働くためには、流行やトレンドのことをよく理解していなくてはなりません。

今、お客さまが何を求めており、先のシーズンにはどのような流行がきそうなのか、といった情報を自ら積極的に追いかけることができるかどうかが、百貨店社員として成果を上げられるかどうかを左右します。

こうした意味では、アクティブでどんどん新しいものを取り入れていこうとするタイプの人のほうが、この仕事には向いているといえるでしょう。

「お客さまのために」の気持ちを持てる人

百貨店の仕事は、お客さまありきのものです。

どれだけ魅力的な商品を仕入れたとしても、そこにお客さまが来店して購入してくれなければ、百貨店としての経営はまったく成り立たなくなってしまいます。

だからこそ、何よりも大切なのは「お客さまのために」という気持ちを持って仕事に取り組むことです。

たとえ直接お客さまと接しない仕事に就いたとしても、どの仕事も最終的にはお客さまの喜びや満足につながっていきます。

「百貨店という場所で、たくさんの人を笑顔にしたい」という思いのある人には、百貨店社員の適性が十分にあるといえるでしょう。

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百貨店会社に向いていないのはどんな人?

百貨店にもさまざまな特色がありますが、多くの百貨店では格式が高く、上品な雰囲気を持っているところが多いです。

お客さまの対応もしっかりとマナーや接客についての研修を行った上で行いますし、個人店のようなラフな接客をしたり、お客さまと過度に親密になってしまったりしてはいけません。

フランクな雰囲気が好きな人、自由に接客をしたい人には、あまり向いていないでしょう。