百貨店の現状と将来性

百貨店会社の現状

厳しい状況が続く

昔も今も、人々の生活を便利に、そして豊かにするものとして親しまれ続けている百貨店。

ターミナル駅には必ず百貨店があるといっても過言ではありませんが、百貨店を取り巻く状況は厳しい状況が続いています。

その理由は複数考えられますが、ひとつは、インターネットの発展によるネットショッピングの普及、そしてもうひとつは、相次ぐ郊外型の大規模なショッピングモールの開業です。

結果的に各社の競争はさらに厳しくなり、とくに地方都市の百貨店は経営難に陥って閉店を余儀なくされているところも出てきています。

百貨店業界は昔から学生の就職先としても安定した人気を誇ってきましたが、長引く不景気や消費税増などの影響もあり、この先、業界を取り巻く状況が一気に改善されるとは考えにくいといえます。

顧客離れがすすむ

百貨店は、もともと若年層よりも、昔から店舗を利用してきた中高年以上の年齢層の支持が高い業界です。

しかし、高齢化がすすむなかで、こうした百貨店の支持層が次第に外出しづらくなり、百貨店で買い物をしなくなる傾向にあります。

年齢を重ねるにつれて、買い物をしたくても百貨店まで出かけられない、そもそも外出頻度が減り買い物をしなくなるという人も多く、百貨店はこうした顧客離れにどう対策するかが急務です。

百貨店会社の需要

ただし、百貨店の需要が全くなくなるわけではありません。

特に近年売り上げが好調なのは海外ブランドなどのいわゆるラグジュアリーブランド商品です。

こうした高価格帯の商品は、実際に手に取って買いたい、また専門スタッフと相談しながら買いたいという人が多く、百貨店ならではの品ぞろえや接客の仕方を売りに、今後も根強く残っていくと考えられます。

百貨店会社の将来性

将来性という意味でいえば、百貨店業界は苦しい状況にあると言わざるを得ませんが、まったく未来がないのかというと決してそういうわけでもありません。

もはや従来の「何でも置いてある」だけの百貨店では集客が臨めなくなっていることから、各社とも斬新なアイデアや視点、コンセプトによって、独自の売り場づくりに積極的に取り組み始めています。

百貨店はお客さまありきの商売であり、本当に魅力的な店舗を作り上げることができれば、お客さまは必ず集まってくるものです。

こうしたなか、百貨店社員たちに求められるものも大きくなっており、本気でこの仕事がしたいという人にとっては、大きなやりがいを感じられるといえるでしょう。

百貨店会社社員の今後の活躍の場

百貨店社員にとっては、試行錯誤して仕事に取り組まなければならない難しい時代にあるといえます。

ただし、日常業務をルーティンでこなせばよかった時代よりも、社員一人ひとりの意見が受け入れられやすくなっていたり、自身のアイデアを業務に生かすことができたりしやすくなっているようです。

ただ言われたことだけをするという意識ではなく、百貨店での仕事に対する情熱を抱き、「どう売上をアップさせ、生き残りをかけていくか」を一人ひとりが真剣に考えていく必要があるといえるでしょう。