バレーボール選手を引退後の生活

引退後もバレーボールに関わる場合

企業の社員選手や嘱託契約選手の場合、20代前半で「戦力外通告」を受けることはめったにありません。よほどの事情がない限り、30歳前後までプレーするのが普通です。

現役引退後、Vリーグの監督やコーチになる人もいますが、それは一握りの選手たちです。指導者としての能力が評価されたり、同僚から人望の厚い選手は、チームのスタッフとして残れる可能性があります。

最近はジュニアチームを持っていたり、バレーボール教室を開催するチームも増えていますので、下部チームのコーチやスタッフとして残る人もいます。

バレーボール選手には大学出身者で、体育などの教員免許を持っている人が少なくありません。現役引退後、教員の採用試験を受けたり、勧誘されたりして中学や高校、大学の顧問やコーチになり、指導者としての道を歩む人もいます。

たとえば、東海大学出身で、パナソニックや全日本のセッターとして長く活躍した宇佐美大輔選手は、2012-2013のシーズン途中に、地元・秋田県の教員採用試験を受験しました。

「高卒後、国際レベルの大会に日本代表として出場した者」を対象とした社会人特別選考で、高校の保健体育の教師として合格。シーズン終了後に現役を引退し、2013年4月から秋田県立大館鳳鳴高校のバレーボール部顧問として勤務しています。

クラブチームの場合も現役引退後、一握りですが、チームの指導者として残ったり、バレーボール教室やジュニアチームを担当する人がいます。

引退後に転職する場合

企業チームの社員選手は、現役引退後、社業に専念し、サラリーマンやOLとして働くことができます。

企業チームの嘱託契約選手やクラブチームの場合、現役引退すれば、その企業との契約も終了します。そのため、サラリーマンや自営業などに転職する人が多いです。30歳前後で現役引退すれば、年齢的にも転職が可能です。

大林素子さんや川合俊一さんのようにタレントに転身したり、試合中継の解説者になれるのは、全日本の中心選手として活躍し、かつタレントとして華のある人に限られます。