バレーボール選手の給料・年収・待遇

バレーボール選手の年収の仕組み

企業チームの選手の場合

Vリーグの企業チームに所属する選手は、社員選手か嘱託契約選手です。

社員選手は、一般のサラリーマンやOLと同様に、JTや東レ、久光製薬といったチームの母体企業の社員です。

就業規則を守る義務があり、営業部や総務部など、一般社員と同じく会社の部署に配属されています。

原則として毎朝、会社で決められた時刻に出社しますが、Vリーグに所属するチームの母体企業は大企業が多く、職場でもバレーボール優先が理解されています。

そのため、仕事といってもコピーをとったり資料を整理したりという簡単なものが中心の場合も多いです。

社員ですから当然ですが、給料は会社から支給されます。

嘱託契約の選手は会社の仕事をする必要はなく、バレーボールに専念すればいいため、実質的にはプロ選手に近い契約形態です。

嘱託選手も会社から給料をもらう点は社員選手と同様ですが、契約は1年ごとで現役引退後の保障もなく、身分的にはアルバイトと同じといわれています。

プロ契約選手の場合

近年増えているクラブチームに所属する選手は、プロ契約を結ぶことが多いです。

プロ契約選手は、プロ野球やJリーグと同じように年俸制でチームと契約をしています。

トップレベルの人気選手であれば、所属チームとの契約の他にスポーツメーカーや協賛企業などと複数の契約を結んでいる選手もいます。

全日本メンバーに選ばれて有名になれば、イベントやサイン会、バレーボール教室、テレビやラジオへの出演といった仕事も増えるため、収入はアップします。

バレーボール選手の平均年収・収入

バレーボール選手の平均年収は、契約形態によって異なります。

企業チームの社員選手の給料は、同年代のサラリーマンの年収に多少の手当がプラスされた額が一般的です。

金額は主力選手でも手取りで推定月額20万〜40万円台といわれています。

独身の間は寮生活であり、一年を通して練習と試合に明け暮れるため、あまりお金を使う機会がないという選手が多いです。

また、現役引退後には会社も辞めることを考えて貯蓄している選手もいます。

嘱託契約選手の年収は、推定で200万〜700万円です。

プロ選手としては高収入とはいえませんが、同年代の一般会社員並みの給料をもらいながらバレーボールに専念できる環境が与えられています。

プロ契約選手の収入もそれほど大差はなく、平均年俸は数百万円です。

プロ契約選手の場合は、年俸にプラスしてスポンサー契約やテレビ出演などによるさまざまな副収入も期待できます。

バレーボール選手のトップ選手の年収

国内のバレーボール選手の年収は、プロ野球やJリーグの選手と比べると低めです。

プロ契約を結んでいるトップ選手でも、年俸は推定で800万〜1000万円といわれています。

今後、バレーボール選手の収入が大幅にアップするとすれば、Vリーグが完全にプロのリーグとなったときでしょう。

バスケットボール界もBリーグというプロリーグが本格的にスタートしたことで選手の年俸も一気に上がり、年俸1億円の選手も誕生しています。

現状でバレーボール選手が高収入を得るためには、海外のプロリーグに挑戦する方法があります。

実際に全日本女子の中心選手として活躍した木村沙織選手は2012年から2シーズン、トルコリーグでプレーしていました。

トルコリーグ時代の年俸は1億円を超えており、複数企業とのスポンサー契約などの副収入も合わせると年収は2億円を超えていたといわれています。

バレーボール選手の待遇の特徴

バレーボール選手の待遇の特徴は、企業チームの社員選手と嘱託選手、クラブチームのプロ契約選手と、契約形態がさまざまにあることです。

社員選手の収入は一般の社員と大きく変わらない額ですが、福利厚生や引退後のことを考えれば安定しています。

安定志向で働きながらバレーボール選手をしたい人は、企業チームの社員選手を目指すのがおすすめです。

嘱託選手やプロ契約選手はバレーボールに専念することはできますが、引退後の保障はなく、選手として長く活躍してもプロ野球選手のような年金制度もありません。

プロ選手として好待遇でプレーすることを望むなら、木村沙織選手のように海外のリーグに挑戦するのがいいでしょう。