テニス選手の現状と将来性

テニス選手の現状

数年前までは有名なプロテニスプレーヤーといえば欧米の選手ばかりで日本人選手の活躍を耳にする機会はあまりありませんでした。

ですが近年、錦織圭選手が世界ランキング32に食い込み、トッププレーヤーの仲間入りを果たすと、2014年には世界の四大大会の一つ「全米オープン」でシングルスでは男女を通じて日本人初の決勝進出を果たし準優勝。

その後も四大大会で何度もベスト8入りを果たし、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは銅メダルを獲得するなど、その地位を揺るぎないものにしつつあります。

さらに、女子では大坂なおみ選手が2018年に全米オープン、2019年に全豪オープンを制覇。日本人初の四大大会シングルス優勝、アジア人初の世界ランキング1位に立つなど素晴らしい成績を収めています。

二人の活躍もあり、テニスファンだけではなく、テニスにあまり興味がなかった人でも、その話題を目にするようになってきました。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

テニス選手の今後の動向

取り巻く環境の変化

近頃では試合がテレビ放送される機会も多くなってきました。

バラエティー番組においても、選手が出演することも増え、身近な存在として認識されるようになりました。

また、衣料メーカー「ユニクロ」が錦織選手や2012年世界ランキング1位のジョコビッチ選手と契約し、ウェアの提供を行っています。

プレー以外のビジネスの世界においてもプロテニスプレーヤーを取り巻く環境は徐々に盛り上がりつつあります。

錦織・大坂に続くトッププレーヤーの育成が急務

過去に世界のトップレベルに近づいた選手といえば伊達公子さんや松岡修造さんです。

しかし、残念ながらそこから日本人選手が再び活躍するまでに10年以上の時間がかかりました。

そうなるとやはり人気は衰退していきます。

日本では野球・サッカー・バスケットボールといったプロスポーツリーグがあります。

より多くの才能ある子供たちにテニスを選んでもらえるよう、世界で活躍する日本人プロテニスプレーヤーを継続的に育成できるシステムを構築し、選手層の底上げを図ることが急務となっています。

テニス選手の将来性

テニスは個人競技であるため、身体能力が大きく影響するスポーツです。

そのため「背が低い日本人は活躍できない」といわれてきました。

ですが、現実に決して大柄ではない錦織圭選手の活躍により、技術、戦術、科学トレーニング等でその差は埋まりつつあることが証明されてきました。

さらに、大坂なおみ選手が世界四大大会を2つ制覇し、世界ランキング1位にもなりました。

一人の突出した才能が世界と戦えるのが個人競技の良いところです。

錦織・大坂の二人に続く、世界ランキングでトップ10に入れるような選手の誕生が待たれます。