テニス選手になるための盛田ファンド

盛田テニスファンドとは?

「盛田テニスファンド」とは、日本テニス協会の会長も務めた盛田正明さんが、世界のトップ選手を育てるため、私財を投じて設立した基金です。

中学生が、アメリカにテニス留学しようと思えば、年間1000万円がかかるといわれています。

テニスの練習をするアカデミーの費用に生活費、現地の中学校や高校の学費、それにさまざまな大会に出場するための遠征費などにかなりの費用がかかるためです。

テニスの才能があっても、年間1000万円の費用を何年間も出し続けられる人は少ないです。

そこで、世界のトップ選手を育てるため、日本の中学生のアメリカ留学費用を援助しようと設立されたのが、「盛田テニスファンド」なのです。

錦織圭選手も盛田テニスファンドの強化選手

2000年に初めて、アンドレ・アガシやマリア・シャラポアらを育てたフロリダ州のニック・ボロテリー・テニスアカデミーに2人の選手を送りだしました。

錦織圭選手は、2003年、中学2年の時、盛田テニスファンドの強化選手としてアメリカに渡りました。

応募資格

この盛田テニスファンドは、2013年から、中学生以下の選手を対象として公募も行われています。応募して合格すれば、誰でもアメリカにテニス留学させてくれます。ただし、応募条件は厳しいです。

まず、応募資格は、全国選抜ジュニア大会、または全日本ジュニア大会の12歳以下か、14歳以下で、シングルスのベスト4以上の成績を残した選手です。

海外生活者は、その国のジュニア部門の最高位の大会で、やはりベスト4以上に入った経験のあることです。

3次選考は、2週間の留学生活

書類選考に合格すると、ニック・ボリテリー・テニスアカデミーのコーチも加わり、2次選考会が実施されます。ここでは実際のプレーが選考の対象になります。

2次選考に合格すると、3次選考会として、ニック・ボリテリー・テニスアカデミーへ2週間の短期留学を行います。

外国人3〜4人と寮の同じ部屋で生活し、トレーニングを受けることで、テニスアカデミーでやっていけるかどうかを審査されます。

支援は18歳まで

盛田テニスファンドによる支援は、18歳まで行われます。ただし、毎年、レベルに合わせた課題が設定され、それをクリアできなければ、支援が打ち切られます。

奨学金は、基本的に返済する必要はありませんが、世界ランク100位以内に入ったら、後輩の奨学金として、年間獲得奨学金の10%を盛田テニスファンドに返すことになっています。

錦織圭選手は、その対象選手として返還しています。