寿司職人になるには

昔ながらの方法の是非

寿司職人になるには、大きく分けて2つの方法があります。

親方のところに弟子入りして見習いとして雑用もこなしながら徐々に職人としての技術を覚えていくという昔ながらのやり方と、学校に通って短期間に技術を身につけるというやり方です。

昔は中学校を卒業した段階で弟子入りすることも多かったため、職人としての技術を身につけるのに時間がかかっても、親方が弟子の親代わりとなって社会性や常識を身につけさせる役割も同時に担うという意義もありました。

しかし現代では中卒で弟子入りする人は少なく、業界に入る年齢が遅いため、一人前になったときには、20代後半というケースもあります。

弟子入りするには

弟子入りするには知人からの紹介という方法が最も多く、また弟子入り先も確かといえます。

ハローワークなどで求人の紹介を受けることもできますが、自分がこれぞと見込んだお店や親方に直に頼んでみるなどの積極性も時には有効かもしれません。

学校やアカデミーを利用する

その点、寿司職人を養成する学校やアカデミーを利用すれば、純粋に寿司を握る技術だけを集中して学べますから効率的ということができるでしょう。

ただ、職人仕事を覚えるには反復練習がどうしても必要ですし、段階的に順を追って1つずつゆっくりていねいに覚えていくべきことも多々あります。

あまりに効率重視で練習がおろそかになってしまっていては、どんなに知識があっても、後々困ることになるでしょう。

また、寿司職人養成の学校はわずかしかないので、自分の住まいの場所によって通学可能な場合とそうでない場合があります。

下宿となるとその分費用もかさみますので、学校を探すと同時に、修了までにかかる総費用などについてよく考えてみる必要があります。

2つの方法の大きな違い

また、この2つの方法には大きな違いがあります。

それは、弟子入りの場合、わずかでもお給料をもらいながら仕事を覚えていけるということがありますが、学校の場合は授業料を払って、いわばお客さまとして技術を覚えていくことになるわけです。

その立場の差が一人前になるまでの期間の差ともいえますが、どちらを取るかは自分自身の取り組みのスタンス、かけられる費用や期間などによっても変わってくることでしょう。

ただ、大切なことは、弟子入りにしろ学校にしろ、一度決めたら簡単にやめたりはしないことです。

寿司職人の仕事に限らずどんな仕事であっても、社会へ出れば忍耐が必要です。

仮に非合理的な理不尽な環境に飛び込んでしまったとしても、どんなところからでも学べるものは必ずあります。

一人前になるためには、苦しいことがあっても耐え忍び、ひたむきに技術を磨いていくことが大切です。