診療情報管理士になるには

診療情報管理士の資格と業務の関係

診療情報管理士は、日本病院会と医療研修推進財団が認定する資格の名称です。また、医療機関内で診療情報管理にあたる人を指す名称でもあります。

実は、医療機関内で診療情報管理業務をする際に、診療情報管理士資格は必須ではありません。

医療機関でのデータ管理能力がある人であれば、診療情報管理業務に当たることはできるのです。

しかし医療機関としては、資格という目に見える能力証明を有している人を積極的に採用する傾向があります。

診療情報管理士資格を持つ人材をひとり採用し、資格保有者が他のスタッフのデータ管理指導に当たる、という体制をとる医療機関もあります。

教育機関・通信教育を経て認定試験へ

診療情報管理士の資格を取り、医療機関に診療情報管理士として就職するとなると、まずは診療情報管理士の受験資格を得なければいけません。

教育機関の場合、日本病院会の指定校(23大学、55専門学校)の所定の過程を修了、または必須科目の単位を取得することで、受験資格が得られます。

通信教育で受験資格を得る場合は、日本病院会主催の診療情報管理士通信教育(2年制)の修了が条件です。

受験資格を満たしたら、診療情報管理技能認定試験の基礎分野、専門分野、分類法の各試験を受験し、合格することで資格認定に至ります。

資格が取得できたら、医療機関の診療情報管理士のポストに応募し、採用されることで診療情報管理士になることができます。

医療機関の実務経験から始める

診療情報管理士資格を持っていなくても、医療機関に就職し、データ管理業務を任されるというケースもあります。

この場合ある程度の情報処理能力やデータ管理能力が必要ですが、医学的な知識がなくても、基礎的なカルテ管理、カルテの出納、データ登録作業などをこなすことはできます。

しかし、業務遂行能力向上のため、勤務先から診療情報管理士資格の取得を求められ、実務のかたわら通信教育で学ぶ人が増えています。

データ管理の実務経験があっても、本来診療情報管理士に求められている「医療におけるデータの有効活用」という観点から、専門医学用語などを学ぶ必要があります。