サッカーJリーグの審判になるには

プロフェショナルレフリー

日本のサッカー界で、プロの審判として活動する人を「プロフェッショナルレフリー(PR)」と呼んでいます。J1で主審や副審を務めたり、W杯で審判をするのも、このPRです。

2015年4月現在、PRは、男女合わせて14名です。PRは、日本サッカー協会と1年ごとの契約で、契約金は公表されていませんが、年俸は1000万円以上といわれています。

ベテランPRには、年収2000万円前後の人もいるようです。

プロフェッショナルレフリーになるには

PRになるには、まず、「1級審判員」になる必要があります。1級審判員のうち、日本サッカー協会から優秀な審判と認められた人だけが、「PR」として契約できます。

日本サッカー協会には、公認審判員制度が設けられており、最初に4級審判員の資格を取ります。

4級、3級、2級、1級と順番に資格を取得し、さらに、優秀な審判として認められた人だけが、PRになることができるというわけです。

現在、男女合わせて約200名の1級審判員がおり、PRになれるのは、1級審判員の十数人に1人です。

サッカーの審判員資格

4級審判員

4級審判員の受験資格は、12歳以上で心身ともに健康な人で、各都道府県サッカー協会の講習を受ければ、資格がとれます。

4級審判員は、都道府県サッカー協会の下の団体や連盟が主催する試合で主審を務めることができます。

3級審判員

3級審判員の受験資格は、15歳以上の4級取得者で、19試合の主審や副審を務めたことのある人です(ただし、主審を半数以上)。筆記テストと体力テストがあります。

3級審判員は、都道府県サッカー協会の主催する試合で主審を務めることができます。

2級審判員

2級審判員の受験資格は、3級取得後2年以上で、一定の経験を積み、各都道府県の推薦を受けた人が受験できます。筆記テストと体力テストがあります。

2級審判員は、北海道、東北、北信越、中国など全国9地域のサッカー協会が主催する試合で主審を務めることができます。

1級審判員

1級審判員の受験資格は、2級取得後2年以上が経ち、実績のある34歳以下の者で、各地域サッカー協会の推薦を受けた人です。

筆記、体力、実技テストがあります。1級審判員は、JリーグやJFLで主審や副審を務めることができます。

女子1級審判員

女子1級審判員の受検資格は、2級取得後2年以上経ち、実績のある39歳以下の女性で、各地域サッカー協会から推薦された人です。筆記、体力、実技の各テストがあります。

合格すると、日本サッカー協会の女子の大会やなでしこリーグで主審や副審を務めることができます。

1級審判員では収入が安定しない

ただし、1級審判員を取得しただけでは、安定した収入を得ることができません。

報酬は、J1の主審で約12万円、副審で約6万円、J2の主審で約6万円、J2の副審で約3万円、JFLの主審で約2万円、JFLの副審で約1万円と決まっています。

1級審判員になっても、実績を積み、審判として評価されなければ、試合を担当させてもらえません。試合で審判ができなければ、収入も増えていきません。

1級審判員のほとんどは、本業をもっていたり、アルバイトをしています。「PR」にならなければ、審判としての収入だけで生活していくことは難しいです。