審判の給料・年収・収入

生活できるのはプロ野球とサッカーの一部

審判は、試合の進行に欠かせない存在ですが、日本において、審判として生活できるのは、プロ野球の審判とサッカーの審判の一部だけです。

プロ野球とサッカーの一部審判以外は、ほとんどがボランティアです。

大会や試合によっては、数千円の手当てに交通費、昼食ぐらいは支給されますが、生活できるだけの収入を稼ぐことは難しいです。

プロ野球とサッカーの一部審判以外は、学校の先生や公務員、自営業者を中心に、本業をもったり、アルバイトをしながら審判として活動しています。

大半の審判の報酬は1日数千円

同じ野球でも、高校野球や大学野球の審判は、甲子園大会や地方大会、春秋のリーグ戦で審判を務めれば、報酬をもらえます。

その額が、1日あたり5,000円前後です。それに交通費と昼食のお弁当がつくくらいです。

また、練習試合の審判を務めても、数千円の報酬をもらえることがありますが、それだけでは、とても生活はできません。

ほとんどの審判が他に職業をもちながら、高校野球や大学野球を支えています。

テニスやバレーボール、ラグビーなど他の種目も、高校野球の審判と同じです。

少なくとも都道府県レベルの大会で審判を務めれば、報酬はもらえますが、金額は1日あたり数千円。1年間に100日審判を務めても、数十万円にしかなりません。

Jリーグ審判の報酬

サッカーの審判も、2級審判までの事情はテニスやバレーボールなど他のスポーツと同じです。

1級審判員になって、Jリーグの審判を務めると、報酬の額が増えます。

しかし、増えるといっても、その額は、J1の主審で約12万円、副審で約6万円、J2の主審で約6万円、J2の副審で約3万円、JFLの主審で約2万円、JFLの副審で約1万円です。

J1で1年間に30試合の主審を務めても年収は360万円で、安定した収入が保障されるわけではありません。

サッカー界のプロフェッショナルレフリー

サッカーの審判で、安定した収入が得られるのは「プロフェッショナルレフリー」として日本サッカー協会と契約した人だけです。

「プロフェッショナルレフリー」とは、1級審判員の中から、特に評価された審判だけが認定される資格で、契約金は1000万円以上といわれています。

ただし、現在、男女の1級審判員約200名の中で、プロフェッショナルレフリーに認定されているのは14名だけです。

プロ野球審判の収入

プロ野球の審判は、1軍でも、2軍でも、審判として日本プロ野球機構として契約できれば、生活できるだけの報酬がもらえます。

最低保証額は、1軍の審判が750万円、2軍の審判が345万円となっています。それに審判を務めれば、出場手当が加算されます。

出場手当ての額は、1軍の球審が3万4000円、塁審が2万4000円、控えが7000円です。

2軍で審判をすれば、1試合あたり2,000円の手当てがつきます。年間100試合以上担当しますので、1年間で20万円以上の手当てがつきます。

契約は1年ごとですが、1軍のベテラン審判員には年収が1000万円を超える人もいます。

bjリーグの審判

バスケットボールのプロリーグ「bjリーグ」の審判は、約30名います。その大半が、リーグの職員としてリーグ運営を行いながら審判もしています。

審判としての収入は、1試合あたり3万〜5万円の手当てだけですが、リーグの職員としての給料で生活はできます。

そのため、バスケットボール界では、bjリーグの審判は「プロの審判」と呼ばれています。

ただし、日本のバスケットボール界は、近い将来、新しいプロリーグを発足させる方向です。

新しいプロリーグで、審判がどのような形になるのか、まだわかりません。バスケットボールの審判を目指す人は、今後の成り行きに注目しましょう。