プロダクトデザイナーに向いている人、適性

物(モノ)好きな人

大量生産されるあらゆるプロダクト(製品)をデザインすることが、プロダクトデザイナーの仕事です。

デザインする対象は、生活雑貨や家電など身近な物(モノ)から自動車などの車両やジェット機まで、多岐にわたります。

もちろん専門的にデザインする製品が決まっていることも少なくありません。

どのようなモノをデザインするにしても、そのモノの使い勝手や機能、市場情報など、モノに関わるあらゆることをしっかり把握する必要があります。

モノが好きであること、モノづくりが好きであることは、プロダクトデザイナーにとって仕事の原動力になります。

物事(ものごと)を深く多面的にとらえることができる人、つまり物(モノ)好きな人はプロダクトデザイナーの適性があるといえるでしょう。

デザインセンスがある人

プロダクトデザイナーがファインアート(純粋芸術)のアーティストと異なる点は、その目的です。

製品をデザインする際、外観の美しさは当然求められますが、最優先される目的は製品のユーザビリティ(使いやすさ)や市場のニーズ(需要)などにあります。

どんなに芸術的でも、製品のスペック(性能)を満たしていないデザインは、まったく使いものにならないということです。

つまり芸術的な審美眼を持ち合わせることは大前提として、物事(ものごと)を立体的に表現するデザインスキル、経済社会の動向を的確に認識するバランス感覚などが必要になります。

幅広い意味でデザインセンスがある人は、プロダクトデザイナーに向いているといえるでしょう。

コミュニケーション能力に優れた人

プロダクトデザイナーというと、昼夜問わずパソコン画面に向かい、たくさんのデザイン案を制作するイメージを抱くかもしれません。

納期に追われると非常に忙しくなり、体力勝負の職業であることは否めませんが、プロダクトデザイナーの仕事はデザインそのものだけでは終わりません。

商品開発から製品化、販売、流通にいたるまで、製品というモノづくりを全般的に把握したうえでデザインする必要があるため、関係者との綿密な打ち合わせは欠かせないのです。

関係者とは、クライアント(依頼先)や商品開発担当者、あるいは製品化する設計士や工場の技術者、販売担当者、商品管理者などです。

それぞれの要望をすべて聞き入れ、なおかつ優れたデザインを提案するためには、円滑なコミュニケーションが求められます。

コミュニケーション能力に優れた人は、プロダクトデザイナーの適性を備えているといえるでしょう。