プロダクトデザイナーに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

プロダクトデザイナーに向いている性格・適性

プロダクトデザイナーは、大量生産されるあらゆる製品をデザインすることが仕事です。

デザインする対象は、生活雑貨や家電など身近なものから、自動車などの車両やジェット機まで、多岐にわたります。

もちろん専門としてデザインする製品が決まっていることも少なくありませんが、デザイナーとしてさまざまなものをデザインできなくてはなりません。

どのようなモノをデザインするにしても、使い勝手や機能性、市場情報など、モノに関わるあらゆることをしっかり把握する必要があります。

モノが好きであること、そしてモノづくりが好きであることは、プロダクトデザイナーにとって仕事の原動力になります。

物事を深く多面的にとらえることができる人、つまりさまざまなものに興味関心を持ち、ものづくりが好きな人はプロダクトデザイナーの適性があるといえるでしょう。

プロダクトデザイナーになるには

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

プロダクトデザイナーに必要なスキル・能力

デザインセンス

プロダクトデザイナーが芸術家やアーティストと異なる点は、デザインすることの目的にあります。

製品をデザインする際、見た目の美しさはもちろん重要ですが、プロダクトデザイナーに最優先されるのは製品の使いやすさや市場のニーズなどです。

どんなに美しいデザインでも、製品の機能性を満たしていないデザインは、まったく使いものになりません。

つまり芸術的なデザインセンスだけでなく、物事を立体的に表現するデザインスキル、そして機能性と両立させるバランス感覚などが必要になります。

コミュニケーション能力

プロダクトデザイナーというと、昼夜問わずパソコン画面に向かい、いくつものデザイン案を制作するイメージを抱くかもしれません。

納期に追われると非常に忙しくなり、体力勝負の職業であることは否めませんが、プロダクトデザイナーの仕事はデザインをすることだけでは終わりません。

商品開発から製品化、そして販売、流通にいたるまで、製品というモノづくりを全般的に把握したうえでデザインする必要があるため、関係者との綿密な打ち合わせは欠かせません。

クライアントや商品開発担当者、あるいは製品化する設計士や工場の技術者、販売担当者、商品管理者などの要望を聞き入れることはデザインをする上では重要です。

また、聞く力だけでなく、優れたデザインをプレゼンテーションするためにも円滑なコミュニケーションが求められます。

コミュニケーション能力に優れた人は、さまざまな人と協力し合いながらデザインを作成することができるでしょう。

プロダクトデザイナーに向いていないのはどんな人?

プロダクトデザイナーは、自分の好きなものを好きなようにデザインできるというわけではありません。

新製品を開発するには、その製品の性質や機能、さらに製造するにあたっての方法やコストなど、さまざまな面から考えなくてはならないからです。

デザインを考える上でも、こうしたさまざまな要素を取り入れなくてはならないため、設計・開発者や販売担当者らと打ち合わせを重ねていきます。

それぞれの意見やアイデアをデザインに盛り込むため、ときには「自分の思い通りにならない」と思うこともあるでしょう。

しかし、自分だけのやり方にこだわるのではなく、さまざまな意見を柔軟に取り入れていくことが重要です。