プロダクトデザイナーのつらいこと・大変なこと・苦労

プロダクトデザイナーのつらいこと・大変なこと

プロダクトデザイナーは狭き門

プロダクトデザイナーという職業には大変なこともありますが、それ以前にプロダクトデザイナーになること自体が非常に難しいといえるでしょう。

プロダクトデザイナーになるためには、まず美術系または工学系の大学や専門学校でプロダクトデザインを学ぶのが一般的です。

美術系の大学は、入学試験において学科試験だけでなく実技試験が課せられる場合も多く、高校生のうちにデッサンなどを学ぶ必要があります。

また難関を突破して入学したあと、大学や専門学校でプロダクトデザインを勉強しながらも、ものづくりやデザインが本当に好きなのか、しっかり見極めておくことが重要です。

在学中にプロダクトデザイナーそのものを志望することを断念して、職種の幅を広げる人も少なくありません。

就職先が少ない

プロダクトデザイナーの就職先はけっして多くはありません。

一般的な就職先としては、メーカーとプロダクトデザイン事務所にわけられます。

メーカーといってもデザイン部門を抱える企業となると必然的に大手ということになり、自動車や家電メーカーを志望する人が多くなっています。

しかしプロダクトデザイナーを大量採用する企業は限られており、採用枠は年に数名のところがほとんどです。

プロダクトデザイナーのなかでも花形と見なされる職務に就くことができるのは、ほんのひと握りであるといえるでしょう。

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プロダクトデザイナーの悩み

ダメ出しの連続

プロダクトデザイナーの仕事は経験を重ねるほど腕が上がる側面もあるため、最初はデザインが採用されず、ラフスケッチを無数に繰り返すのが日常です。

上司はもちろん、クライアントや設計士、技術者などにもダメ出しをされ、そのたびに修正を繰り返し、寝ても覚めてもデザインについて考えているかもしれません。

どんなに時間を費やしアイデアを凝らしても、なかなかデザインが採用されないときは頭を抱えることもあるでしょう。

ただし、採用されたときはそのぶん喜びが大きく、やりがいを感じます。

収入面、勤務時間の苦労

プロダクトデザイナーの勤務形態には、インハウスデザイナー(メーカー勤務)、制作会社デザイナー(プロダクトデザイン事務所勤務)、フリーランスデザイナーが考えられます。

勤務環境についてはそれぞれに特徴がありますが、いずれにしても経験が浅かったりデザインが評価されなかったりする場合は、収入が低く抑えられていることが大半です。

また、デザイン案がダメ出しされることも多く、深夜まで残って残業しなくてはならないなど、勤務時間で苦労することもあるでしょう。

しかし経験を積んで評価されるようになると、収入面でも報われます。

一人前になるまでは、たゆまぬ努力と継続する強い意志が求められる仕事です。

プロダクトデザイナーを辞める理由で多いものは?

プロダクトデザイナーは個人の能力が出やすい仕事です。

頑張ってもプロダクトデザインの世界で芽が出ず、グラフィックデザイナーなどに転職する人は少なくありません。

また、企業内デザイナーの場合は、デザイン部門から異動になってしまうこともあります。

世に送り出した製品がヒットすれば、世間から大きく注目されれば収入もアップしますが、そうなれる人はほんのひと握りです。