デザイン専門学校とは(読了時間:5分17秒)

デザイナーを目指す人たちが多く通っているデザイン専門学校。

そこでは、どのような授業が行われ、卒業後はどのような道に進んでいくことができるのでしょうか。

このページでは、デザイン専門学校のさまざまな特徴について紹介していきます。

デザイン専門学校とは

デザイン専門学校とは、さまざまな「デザイン」についての専門的な知識と技術を学べる学校のことを意味します。

ひとことで「デザイン」といっても、Webやグラフィック、イラストレーション、インテリア、建築、ファッションなど、デザインが活用される領域は多岐にわたっており、各方面でデザイナーが活躍しています。

デザイン専門学校では、こうした各領域のデザイナーとして活躍するために必要な知識を身につけていくとともに、デザインのスキルを磨き上げ、現場の第一線で活躍できる人材を目指します。

デザイン専門学校ごとに設置されている学科・コースは異なり、たとえば建築やインテリア系に強い学校もあれば、ファッションやヘアメイク系のデザイナーを多数輩出している学校もあるなど、特色が異なります。

幅広くデザインを学べる学校もありますが、より将来の目標に近付くための勉強をするためには、入学前に学科や専攻選びをしっかりと行っておくことが重要です。

デザイン専門学校で勉強すること、授業科目

デザイン専門学校の授業科目は、学科や専攻によって多少変わってきます。

ただし、IllustratorやPhotoshop、CADといったデジタルソフトの扱い方をはじめ、デッサン、美術史、色彩学といった授業は、どのような学科であっても基礎的な科目としてたいてい用意されています。

デザイン専門学校の授業の特徴は、座学のみならず、実習や演習など実際に手を動かす授業が多くあることです。

デザインの理論を身につけることも必要ですが、身につけた知識を具現化する力を高めていくために、日々制作を行って講師のアドバイスを受けたり、プレゼンテーションの機会も多く設けられています。

さまざまな画材や道具を使い、多彩な表現方法を学びながら、アイデアやイメージを形にしていくための発想力・創造力を高めていきます。

デザイン専門学校から目指せる職業・仕事

デザイン専門学校では、専攻する学科・コースによって、以下のような多様な職業・仕事を目指すことができます。

・グラフィックデザイナー
・Webデザイナー
・映像デザイナー
・イラストレーター
・キャラクターデザイナー
・プロダクトデザイナー
・パッケージデザイナー
・インテリアデザイナー
・建築デザイナー
・空間デザイナー
・ファッションデザイナー
・ヘアメイクデザイナー
・漫画家
・アニメーター

など。

多様な業界・業種の企業で活躍することができ、また、独立してフリーランスで活動したり、デザイン事務所を立ち上げたりすることも可能です。

ただし、すべてのデザイン専門学校で、上記で挙げた職業・仕事を必ず目指せるわけではありません。

専門学校によって設置されている学科・コースは異なり、専門的に勉強できるデザインの分野も変わってくるため、自分が将来どういう場所で働きたいのかをイメージして学校選びをするとよいでしょう。

デザイン専門学校の学費、費用

デザイン専門学校は、おもに「2年制」の学校と「3年制」の学校があります。

修業年限が長ければ長いほど卒業までにかかる学費の金額も大きくなりますが、年間の学費は、100万円~150万円程度がボリュームゾーンとなるでしょう。

卒業までに必要な学費は、2年制で200万円~300万円程度、3年制で300万円~400万円程度となる学校が多いようです。

デザイン専門学校の授業ではコンピューターなど最新の機材を使うことが多いため、学費はやや高めとなっている傾向にありますが、夜間部では昼間部よりも多少学費は安いことが特徴です。

学費以外には、教科書代・教材費、研修旅行費、卒業アルバム制作費などが別途必要になることが多く、場合によっては個人用のパソコンの購入も必要になってきます。

デザイン専門学校の就職先、就職率、卒業後

いわゆる「デザイナー職」として働く人たちのおもな就職先としては、出版社、編集プロダクション、印刷会社、Web制作会社、映像制作会社、建築設計会社、住宅メーカー、インテリア会社、イベント制作会社、ジュエリーメーカー、アパレル会社など多岐にわたっています。

デザイン専門学校によって、どのような業種の企業への就職に強みを持っているかは多少変わってきます。

ただし、全体としていえるのは、デザイン専門学校では各業界とのネットワークがあり、豊富な求人情報が集まってくるということです。

学内では就職活動に向けた進路指導やガイダンス、企業説明会なども積極的に行われており、学生は専門学校のさまざまなサポートを受けながら希望の就職を目指していくことができます。

デザイン専門学校の入試、志望動機、面接

デザイン専門学校には将来デザイナーになりたいと考える人が多く集まってきますが、ひとくちにデザイナーといっても、Webやグラフィック、イラストレーション、インテリアなど活躍する領域が多岐にわたり、専門学校で学べる内容もさまざまです。

そのため、志望動機を考える際には、現時点で自分が具体的にどのような勉強をして、どのような方向に進んでいきたいかをしっかりと考え、その仕事に興味を持った理由をまとめてみるとよいでしょう。

また、デザイン専門学校がいくつもあるなかで、その学校を志望する理由を伝えられるようにすることも大事です。

入試の時点でデザインのスキルが求められることは普通ありませんが、卒業まで学び続ける意欲や熱意を示すことが重要です。

デザイン専門学校のオープンキャンパス

デザイン専門学校のオープンキャンパスでは、学校説明会や学校見学会、体験授業、入試相談会などが行われるのが一般的です。

グラフィックデザイン、映像デザイン、イラストレーション、インテリアデザインなど、さまざまな学科・コースを設置している学校であれば、各専攻の詳しい説明を聞くことができたり、それぞれの専攻についての体験授業に参加したりすることもできます。

専門学校への理解を深めるきっかけになるのはもちろん、専門学校の在学生や講師などとコミュニケーションをとる時間も設けられていますので、積極的に質問をし、入試や入学後の学校生活について不安な点を解消しておくとよいでしょう。

夜間のデザイン専門学校

多くのデザイン専門学校では昼間に授業が開講されていますが、一部の学校では「夜間部」が置かれています。

夜間部では夕方18時頃から21時頃にかけて授業が行われており、社会人が働きながら、あるいは大学生などがダブルスクールでデザインについて学ぶことができます。

昼間部よりも学費が抑えられたり、短時間で卒業を目指せるなどのメリットがある一方、昼間部に比べると1日の授業時間は短くなるため、効率よく勉強をしていくスタイルとなります。

卒業後は昼間部と同様デザイナーとしての就職を目指していくことができますが、スキルアップのためには自主的に専門学校で習ったことの予習復習をしたり、積極的に課題に取り組んだりしていく必要があります。

デザイン専門学校は全国にいくつもありますが、学校によって、どのようなジャンルのデザインについて深く学んでいけるかは多少変わってきます。

授業内容やカリキュラムも各校で違いがありますので、まずは自分の将来なりたい姿をイメージし、学びたい分野を明確にして学校選びをしていくとよいでしょう。

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