警察官の体力試験

警察官の体力試験とは?

警察官採用試験で必ず実施されるもののひとつが「体力試験」です。

これは警察本部によっては「体力検査」と呼ばれることもあります。

警察官採用試験は一次試験、二次試験の二段階制で実施されますが、そのうち体力試験は一次に行われることもあれば、二次のこともあるなど、都道府県によってまちまちです。

体力試験の内容

都道府県によって異なりますが、体力試験の主な内容は以下の通りです。

・腕立て伏せ
・腹筋・背筋
・上体起こし
・1500メートル走
・垂直跳び
・握力
・反復横跳び
・20メートルシャトルラン

主に上記のうち、4種目程度が実施されることが多くなっています。

どの程度の体力が必要?

部活動やサークルなどでスポーツをしてこなかった場合、この体力試験のことで不安いっぱいになる人もいるようです。しかし、さほど心配する必要はありません。

試験で警察が判断するのは、あくまでも「普通」の体力があるかどうか。職務執行上必要な基礎体力があるかを確認するために実施されるものです。

たとえば、あまりに体が弱いようでは警察学校に入ってからの訓練についていくことすらできないため、そこを見極めるために体力試験が実施されています。

合否はどう判断される?

なお、体力試験の採点方法を明示している都道府県はほとんどなく、合否のボーダーライン(不合格判断基準)のみ公表されていることが一般的です。

不合格判断基準とは「最低○○回クリアすること」というもので、それに達しない場合は、たとえ学科試験で満点をとっていたとしても落とされてしまいます。

しかし、その基準はそれほど大変なものではなく、日常的に体を鍛えることでクリアできるといわれています。

内容は警察本部や区分、年度によっても異なるため、各警察本部の採用情報を確認してください。

採用後の体力の必要性

警察官採用試験では、柔道・剣道のスペシャリスト枠も用意されています。

これらは、柔道や剣道のインターハイや国体・国際試合などで優秀な成績を収めている人向けのものであり、採用後も警察署や機動隊の柔剣道の指導者になるなど、特別な道を歩みます。

そうではない一般の受験生の場合、剣道や柔道の経験は多少有利になったとしても、未経験だからといって不合格になることは普通ありません。

警察学校や日常訓練で武道を行う機会がありますが、きちんと指導してもらえるため、体力試験をクリアする程度の基礎体力さえあれば心配はいりません。