難しい事件の背景を暴きながら犯人を探し出す刑事は、テレビドラマなどでもお馴染みの存在。
みなさんの中にも、「将来は刑事になりたい!」という気持ちで、警察官を目指そうと考えている人もいるかもしれません。
ではいったい、どのようなステップを踏めば刑事になれるのでしょうか。
交番勤務時代の実力を買われる
刑事になる最初のステップは各都道府県警察が実施する警察官採用試験に合格することです。
各都道府県の警察官採用試験に合格後、警察学校を卒業すると、ほとんどの人は交番勤務からスタートします。
街の安全を守るためにさまざまな業務を行うため、空き巣や泥棒を捕まえる機会も出てきます。
そこで、多くの犯人を捕まえるなど、刑事に向いていると適性が認められた場合、刑事部門に異動になることがあります。
日ごろの成果が認められる
警察官になると、日々の訓練として柔道や剣道を行います。その訓練での努力や日常業務のパトロールでの成果が認められると、刑事部門の人に声をかけてもらえることがあります。
刑事の仕事はときに危険にさらされる可能性もありますし、なかなか事件が解決できない場合には、何日も根気よく捜査を続けなければならないなど、決して精神的に楽なものではありません。
体はもちろん、心も強い人、強くなろうというやる気のある人が求められます。
警察官になることができ、刑事になりたいと思っても、誰でもなれるというわけではありません。刑事になるためには、実績と能力、そして刑事になりたいという気持ちが求められるのです。
刑事としてのキャリアアップ
刑事としての現場経験を積んで適性が認められると、さらなるキャリアアップの道が開かれます。
たとえば、警察本部の国際捜査課で外国人の犯罪捜査を行う人や、外務省に派遣されて海外の領事館で勤務する人、さらに知能犯の捜査を専門とする人もいます。
「刑事」といってもその仕事内容はさまざまです。求められる素質も異なるため、努力次第で自分の得意分野や強みを活かして活躍していくことができます。