「俳優・女優」の仕事とは

俳優・女優の仕事内容

ドラマや映画などで役柄を演じる

俳優・女優は、テレビドラマや映画作品、あるいは雑誌などの各種メディアに出演し、役柄を演じたりパフォーマンスをする仕事です。

自分一人だけで演じることは少なく、他の多くの共演者やスタッフたちと協力し合いながら、1つの作品を作り上げていきます。

自らの演技力や個性を生かすことも必要ですが、監督や演出者の意向に沿った演技をすることが求められます。

世界中の人々に夢や感動、喜びなどを与えるエンターテインメントの一端を担う重要な仕事だといえるでしょう。

俳優・女優の就職先・活躍の場

さまざまな種類の芸能事務所がある

プロの俳優や女優のほとんどが、芸能事務所といわれる場所に所属して活動します。

規模は事務所によってまちまちですが、俳優・女優しか所属していない事務所もあれば、モデル・歌手・芸人なども所属している事務所など、特色はさまざまです。

大手の事務所に所属すると、その事務所が主催する芝居や、出資している映画もあるので、それらに出演できるチャンスも多く巡ってきます。

一方、小さな事務所では大衆向けの映画や舞台などの作品だけではなく、いわゆるマイナーな作品にも出演する機会が増えるでしょう。

俳優・女優1日

不規則な生活になる人も多い

俳優・女優は、人気が出れば出るほどたくさんの仕事の依頼が舞い込み、忙しい毎日を送ることになります。

人によって1日の過ごし方は大きく異なる仕事ですが、ここではドラマ撮影中のある1日の流れを紹介します。

04:00 起床
本日は早朝ロケがあるため、日の出前に起きて出発します。

05:00 現場へ
マネージャーの車に乗ってロケ現場へ向かいます。

05:30 撮影開始
周りのスタッフと連携しながら、スムーズに該当シーンの撮影を進めます。

09:00 休憩
撮影の合間には他の出演者とのコミュニケーションをとることも大事です。

09:30 再び撮影
残りのシーンの撮影を行います。

12:00 移動
車に乗り、都内の某スタジオへ。

13:30 雑誌取材・撮影
雑誌に掲載されるインタビューを受け、写真撮影も行います。

17:00 終了
この日の仕事は終わりなので、帰宅します。

20:00 台本を読み込む
翌日の撮影の備えて、台本を再度確認します。

21:00 就寝
翌朝も早朝からロケなので、健康維持のためにも早めに寝ます。

俳優・女優になるには

劇団や芸能事務所でスキルアップし、デビューを目指す

俳優・女優になるための決まったルートはありません。

特別な学歴や資格が求められる仕事ではなければ、絶対に演技の勉強を専門的にしていなければなれないというものでもありません。

しかし、競争の厳しい世界で認められ、長く活躍していくためには、演技力を磨くことは俳優・女優になる最低条件ともいえます。

そのため、多くの人はまず劇団に所属するか芸能事務所に入り、レッスンを重ねます。

そして、積極的に映画やドラマのオーディションを受けながら、デビューの日を夢見て鍛錬を続けていきます。

また別のルートとして、モデルから俳優・女優へ転身する人いますし、最近では少なくなりましたが活躍中の役者に弟子入りし、その役者の身の回りの世話をしながら、演技を勉強する人もいます。

このほか、小劇団を作ったり自主制作映画の団体を作ったりして自分の芝居を追求するなかで認められ、俳優・女優としてデビューという可能性もあります。

俳優・女優の学校・学費

芸能事務所などの養成所で演技の基礎から学べる

俳優・女優になるための勉強ができる学校として、芸能事務所や劇団が開いている養成所があります。

このような場では、発声練習やダンス練習などの役者としての素養から、実際の演技のレクチャーを教わることができます。

芸能事務所や劇団に所属している先輩の俳優・女優、あるいは演出家から直接受けることができるレッスンは貴重な時間となるでしょう。

学費は養成所によっても異なりますが、年間で数十万円ほどは必要になることが多いようです。

養成所に入るには、たいていオーディションや面接があります。

そこでは質疑応答や実技審査が行われ、審査に合格するといよいよ養成所でのレッスンがスタートします。

俳優・女優の給料・年収

人気や実力次第では、億単位の年収を稼げる

現在、ドラマや映画、舞台で活躍している俳優・女優は、高額のギャラをもらっていると考えてよいでしょう。

1時間ドラマの出演料の相場は、主役レベルであれば1本あたり100万円~500万円ほどといわれています。

デビューしてまだ日が浅かったり年齢が若かったりしても、人気と実力さえあれば、年収が1億を超えることも不可能ではありません。

しかしながら人気商売であるため、長年継続して活躍し続け、安定的に稼げるような実力派俳優・女優になるのは極めて難しいことであるといえます。

俳優・女優のやりがい、楽しさ

自分の演技で人々の心を動かすことができること

俳優・女優にとって最もやりがいを感じられる瞬間のひとつは、自分が出演した映画やドラマ・芝居を見た人々が、泣いたり、笑ったり、怒ったり、幸せになったときです。

視聴者や観客の反応を見ると、「それまでの仕事の苦労が報われた」と演じる側も幸せな気分に浸れます。

また、俳優・女優が出演する作品は、多くのチームスタッフの協力を得て成り立っています。

完成するまでには並々ならぬ苦労がありますが、その苦労を経て作品が完成すれば感動もひときわ大きなものになります。

俳優・女優のつらいこと、大変なこと

売れる俳優・女優になるには覚悟も努力も必要

芸能界で活躍する俳優・女優は夢のある仕事に見えますが、その影には並々ならぬ苦労や大変なこともたくさんあります。

そのひとつは、人気商売だということです。

いくら美しい見た目を持っていても、演技力がなければ有名にはなれません。

あるいは素晴らしい演技力があっても、良い作品や良い制作陣に出会わなければ、日の目を見ることはなかなかないでしょう。

売れない俳優・女優は日々バイトをしながら、オーディションを受ける日々が続きます。

単に「有名になりたい」「芝居が好きだ」という思いだけでは成功できず、厳しい下積み時代を耐えることはできないでしょう。

俳優・女優に向いている人・適性

多様な役柄を演じることを楽しめる人

俳優・女優に向いているのは、まず演じることが好きな人です。

それは「目立ちたい」という思いもですが、現実世界の自分自身から離れて、たくさんの役柄を演じることを楽しめるような人が、この仕事に向いているといえます。

わかりやすくいうと、子どもの頃から学校の先生や親戚のおじさんなどのモノマネをするのが得意だったような人は、役者の適性があるといえるでしょう。

そのうえで、相手が望んでいること、自分に求められていることを正しく理解する能力がある人も俳優・女優の適性があります。

俳優・女優志望動機・目指すきっかけ

芸能界への憧れや、スカウトがきっかけになる人も

俳優・女優を目指す人の多くが、芸能界そのものや、「演じる」というこの仕事内容に興味を持ったことをきっかけに、俳優・女優への道を歩んでいこうとするようです。

なかには軽い気持ちで養成所のオーディションを受けてみたら思いのほか楽しく、そこからこの世界にどっぷり浸かっていくような人もいます。

あるいは、街を歩いていたらスカウトの目に留まって声をかけられ、そこから芸能生活をスタートし、演技の勉強をしていくなかで俳優・女優になるようなケースもあります。

俳優・女優の雇用形態・働き方

個人事業主として仕事をする人が多い

俳優・女優は、一般の会社員のように、会社に雇用されて給料をもらいながら働く人たちとは異なる働き方をします。

舞台を中心に活躍する俳優・女優の場合には劇団に所属している人もいますが、多くが芸能事務所やプロダクションと呼ばれるところに所属し、マネジメント契約を結んで活動をします。

俳優・女優は事務所からさまざまなバックアップを受けることができますが、あくまでも個人事業主として仕事をしていくのが基本的なスタイルとなります。

俳優・女優の勤務時間・休日・生活

売れた俳優・女優は不規則かつ多忙な生活になりがち

会社勤めをするわけではない俳優・女優の生活は、とても特殊なものになるといってよいでしょう。

定められた勤務時間や休日があるわけではないですし、ドラマ・映画の仕事が入っているときは、曜日に関係なく朝は非常に早い場合が多く、撮影の終了は深夜になることもしばしばあります。

現場に拘束される時間が長い日々の中で、合間の時間に、台本を覚えたり役作りをすることが求められます。

また、場合によっては日本全国を飛び回って仕事をするようなことも出てきます。

俳優・女優の現状と将来性・今後の見通し

活躍のチャンスを掴み取るのは自分次第

この仕事は実力主義の世界であり、センスや個性、業界との人脈なども求められるため、たとえ頑張っていてもその全員が成功するというわけではありません。

しかし、苦境に立たされても諦めず、前向きに努力する気持ちがあれば、いつかチャンスをモノにすることができるはずです。

ドラマや映画の作り方は時代と共に少しずつ変わっていますが、最近では低予算で工夫を凝らしたものや、ネット配信の作品など俳優・女優が活躍できるフィールドはさらに広がっているという見方もできます。