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花火師とは?

花火師とは、花火のための火薬を配合し、作り上げ、打ち上げる職人のことをいいます。花火の製造作業は危険物である火薬類を扱うため、火薬類取締法における「製造作業に関する技術基準」と「保安管理技術」に基づいて行う必要があり、専門知識や技術を身につけて働く必要があります。花火師の多くは煙火事業所に勤務していますが、その大半が小規模な組織であり、外部から従業員を新たに募集するケースはさほど多くないようです。下積みを経てステップアップする職人の世界であるため、新人時代は月収10万円~15万円程度にとどまるでしょう。さまざまな分野におけるIT化が進む現代社会ですが、花火製造に関しては機械化することが難しいとされており、専門知識や技術を身につけた職人の活躍が不可欠です。

花火師の仕事内容

花火師とは、花火のための火薬を配合し、作り上げ、打ち上げる職人のことをいいます。

花火の製造作業は危険物である火薬類を扱うため、誰もが勝手にやれることではありません。火薬類取締法における「製造作業に関する技術基準」と「保安管理技術」に基づいて行う必要があります。

専門知識と技術を身につけた花火師は、花火の企画や製造に携わることはもちろん、花火大会本番に向けた打ち上げ準備、後片付けなどまで責任を持って行います。

実際には、勤務先となる企業(煙火事業所)によって「打ち上げのみ」「製造販売のみ」といったように、手掛ける業務範囲は異なります。

花火師になるには・必要な資格は?

花火師になるために、特別に勉強しておくべきことや取得しておくべき資格などはありません。

そのため、熱意さえあれば、誰でも花火師として経験を積んでいくことは可能だといえます。

しかし、花火師は他の職業に比べても就職することが簡単ではありません。その理由は、代表的な勤務先となる煙火事業所の大半が小規模であり、従業員を新たに募集するケースがあまりないからです。

この仕事は職人的な要素が強いため、先輩の技術を目で見て覚えていくことになります。

求人情報を見つけるのは難しいため、自らさまざまな煙火事業所へ連絡をして、雇ってもらえないかアプローチする熱意が必要になるでしょう。

就職したのちは、年に1回の保安講習を受けたうえで、業界の自主保安制度である「煙火消費保安手帳」の交付を受ける必要があります。

その先は、先輩の指導の下でスキルを身につけていく流れが一般的ですが、一人前になるまでには5年から10年はかかるといわれます。

花火師に向いている人

花火師に向いているのは、何よりも花火に対する情熱が強い人です。一流の花火師として活躍するまでには何年もかかり、下積み時代には厳しさを感じることも多々あるかもしれません。

それでも、夢を叶えるために地道に勉強を続けていけるような、思いの強い人に向いている仕事だといえるでしょう。

そうした情熱を持ったうえで、危険物を取り扱うことから、責任感があって慎重に物事を進めていける人に適した職業です。

また、花火師は体力勝負の面もあります。健康的で体力に自信がある人のほうが望ましいといえます。

花火師の就職状況・雇用形態

先にも挙げた通り、花火師の多くは煙火事業所に勤務しています。

それらは小規模のところが多く、雇用形態も事業所によってまちまちです。下積み時代は契約社員やアルバイトとしてスタートし、ある程度の経験を積んだところで正社員になるというケースもあるようです。

なお、この業界が繁忙期となる夏の期間には、臨時社員が募集されることもしばしばあります。

そうしたチャンスを生かして、仕事を通して経験を積んでいくことで、正社員として採用されるケースもあるようです。

花火師の給料・年収・待遇

花火師の給料は、実力や経験、勤める事業所によって異なります。

一般的には、新人や下積み時代の給料は月収10万円~15万円程度といわれますが、一人でひと通りの作業をこなせるようになれば収入はアップします。

何十年もキャリアを積んだベテランといわれるほどにまでなれば、年収1000万円以上を得る人もいるようです。

待遇も勤務先によって大きく異なります。小規模の事業所はとくに会社によって待遇面の差が激しいため、就職前によく内容を確認しておいたほうがよいでしょう。

花火師の生活・勤務時間・休日

花火師は、平常時であれば各事業所が定める勤務時間に沿って働きます。休日に関しては、週休2日制の事業所が多いようです。

ただし、花火の打ち上げが最も多くなる7、8月は繁忙期となっており、休日返上で作業を行ったり、夜遅くまで残って作業を行ったりする日も増えるでしょう。

夏以外にも、学園祭や結婚式、スポーツ大会などのイベントの場で花火の打ち上げ依頼を受けることもありますが、基本的に繁忙期以外は花火の製造を中心的に行っていきます。

業務量が落ち着いている時期には連休をとることも可能です。

花火師の現状と将来性

花火は、日本の伝統芸術として古くから親しまれ、今後も大切に受け継がれていくべきものであるといえます。

さまざまな分野におけるIT化が進む現代社会ですが、花火製造に関しては機械化することが難しいとされており、専門知識や技術を身につけた職人の活躍が不可欠です。

最近では冬の花火大会、また各種イベントで美しい花火を打ち上げてほしいといったニーズも増えているようです。

小規模の会社では縁故採用が中心的に行われているようですが、地道に働ける場を探して経験を積めば、ひとりの実力ある職人として認められるようになるでしょう。