【2021年版】舞台俳優・劇団員の仕事内容・なり方・年収・資格などを解説

「舞台俳優・劇団員」とは

舞台作品に出演し、台本に書かれたセリフや動き、表現によって、さまざまな役柄を演じる。

舞台俳優や劇団員の仕事は、舞台や映画などに出演し、その作品の登場人物を演じることです。

作品には脚本や台本があり、それを見た上で作品全体の背景や意図などを自分なりに考えます。

演出や監督の意図をしっかりと理解したうえで、そこに書かれたセリフを覚え、声と身体を使って登場人物の動きや心を表現します。

役作りのためにはトレーニングをして筋肉をつけたり、ダイエットに取り組んだり、作品の時代背景や当時の世相を調べたりすることもあります。

自分自身の演技スキルを磨くことはもちろん、他の共演者や監督、スタッフなど大勢の人と一緒に作品を作り上げていくため、チームワークやコミュニケーション能力も非常に大切な仕事です。

舞台俳優や劇団員は、芸能事務所や劇団に所属している人もいれば、養成所に通いながらオーディションに応募し、出演を目指す人もいます。

給料は、たいてい「1ステージあたり○○円」というギャラで支払われます。

この仕事だけで生活できる人は一握りで、多くの人が他でアルバイトをして生活費をまかなっていると言われます。

「舞台俳優・劇団員」の仕事紹介

舞台俳優・劇団員の仕事内容

自分の表現を通して作品を作り上げる仕事

舞台や映画などに出演し、登場人物の役柄を演じる

舞台俳優や劇団員は、舞台や映画などに出演し、登場人物の役柄を演じる仕事です。

脚本や台本に基づき監督や演出家の指示に従って、自分の声と身体を使ってセリフや感情を表現しながら、作品の世界観を作り上げていきます。

役柄を演じきるだけの演技力が求められますが、舞台でも映画でも、自分一人だけの演技で作品が成り立つわけではありません。

周囲の仲間やスタッフと一緒に良い作品を作っていくという気持ち、コミュニケーション能力や協調性なども必要です。

役作りのためには、作品の世界観を知るために資料を集めたり、身体的な特徴を出すために筋肉をつけたりダイエットをしたり、髪型を変えたりすることもあります。

作品についての地道な勉強をしたり、裏では身体を張った稽古が必要であったりと、華やかな裏で苦労もたくさんあります。

演じることの大切さ

舞台俳優・劇団員の仕事の基本的なことは「演じる」ことです。

舞台でも映画でも台本や脚本が用意されており、そこに記されている登場人物になりきる必要があります。

そこにはセリフなどの最低限の情報は記載されているものの、それをただ読むだけでなく、動きや表情などを加えて登場人物の感情を表現することで、物語を盛り上げていくことが大きな役割です。

ときには得意でない役柄や理解が難しい役柄を演じなければならないこともあり、たとえベテランの舞台俳優・劇団員であっても朝から晩まで稽古することもあります。

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舞台俳優・劇団員になるには

劇団に所属して演技力を磨いていく方法が一般的

劇団に所属して演技力を磨く

舞台俳優になる方法はいくつもありますが、代表的なものは劇団に所属して演技力を磨いていく方法です。

大きな劇団や名の知れた劇団の場合、入団テストが実施されることが多いですが、未経験でも研究生からスタートできるところもあります。

他にも、俳優の養成所やスクールで学んだり、芸能事務所に所属し、作品ごとのオーディションを直接受けたりしてデビューを目指す人もいます。

養成所などでは、演技の練習や発声練習、ダンス練習など、役者に必要な技能を基本から学んでいくことができますが、すべての人が舞台俳優や劇団員として活躍できるわけではありません。

成功するためには、毎日の厳しい練習を乗り越える必要があります。

人気が出ればより幅広い場で活躍する

舞台俳優や劇団員として活躍し、人気や知名度が高まれば、芸能関係者の目にとまることも珍しくありません。

大手事務所にスカウトされれば、舞台にとどまらずテレビ番組やコマーシャル、映画などさまざまな舞台で活躍することができ、さらに知名度を高めることができます。

また、多くの舞台俳優や劇団員は基本的に劇団や芸能事務所に所属しますが、なかにはフリーランスとして活動する俳優もいます。

実績や知名度によっては収入が大幅にアップする可能性がある一方で、費用も自分で負担しなければならないことや、出演交渉なども自分で行わなければならないなど、営業力、人脈などが必要となります。

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舞台俳優・劇団員の学校・学費

劇団や養成所などで舞台の基礎を学ぶ

舞台俳優や劇団員は、まず部隊の基礎を学ぶために劇団や学校などを利用します。

日本を代表する大規模劇団「宝塚歌劇団」と「劇団四季」には、学校やスクールが併設されていますが、入学する段階で厳しいオーディションが課せられます。

卒業すると劇団に入団できるため、多くの人が入学を目指します。

また、中堅の劇団や大手俳優プロダクションには俳優養成所を持っているところが多くあり、実践を重視したレッスンを受けることができます。

4年制大学の演劇学科や演劇系の専門学校などもありますが、卒業さえすれば俳優としての道が開けるかというとそうではありません。

劇団内外でのオーディションを勝ち抜き、チャンスを得る必要があるのはどのルートでも同じです。

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舞台俳優・劇団員の資格・試験の難易度

舞台に立つ上では資格や学歴は関係ない

俳優になるために必要とされる学歴や資格などは一切ありません。

中卒であろうと、大学院卒であろうと、自分の個性や演技力などで勝負をしていかなければいけない世界です。

しかし、俳優は「誰かになりきって」演じることが仕事であり、さまざまな人生経験が多く、多く知識を持っている人であれば、役作りに生かせる機会も増えるでしょう。

また、俳優になるのに年齢制限はありません。

生まれたばかりの新生児から高齢者まで、デビューに至る経緯やタイミングは人それぞれです。

すべてが自分の演技に生かされると思って、あらゆることを見たり聞いたりして見聞を広めておくことはとても大切だといえます。

舞台俳優・劇団員の給料・年収

役者や劇団員の給料は「ギャラ」としてもらう

ステージごとにギャラが支払われる

舞台俳優や劇団員は、1ステージ出るごとにギャラを得ています。

ギャラは作品の規模や観客動員数、役者の知名度などによって異なりますが、数千円程度のこともあります。

しかし、第一線で活躍するようになれば1回のギャラが10万円を超えることもあり、舞台俳優の収入は、実力と比例する面も大きいようです。

しかし、会社員のような待遇は期待できず、稽古中は給料が出ないため、厳しい生活を強いられる人も多いです。

役者や劇団員の給料はたいていステージごとのギャラ制であるため、稽古中などには給料が出ません。

稽古が1ヵ月も続けばその間は収入がなくなってしまうため、アルバイトをして生活費を稼いでいる人はとても多いです。

研究生の場合は収入がないことも

劇団や芸能事務所では、未経験からの場合、まずは現場で先輩団員の動きを見ながら何をすべきか学び、稽古やレッスンを受けて実力を磨いていきます。

ただし最初の1年ほどは「研究生」として無給で活動する場合が多く、ほんのわずかな給料が出る場合はありますが、その他のアルバイトをしなければ生活できない人が多いです。

ただしこの職業は「お金が稼げるから」という理由で目指す人は決して多くありません。

「演じることが大好きでずっと続けていきたい」「自分の表現力で人に感動を与えたい」などの意志が原動力になっているケースが大半です。

収入に関わらず、舞台俳優・劇団員としての活動に充実感を得ている人は多くいます。

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舞台俳優・劇団員の現状と将来性・今後の見通し

いつの時代も道を切り開くのは自分自身

舞台俳優や劇団員は、「演じる」ことで世の中の人々に感動や希望を与えます。

その価値は、時代とともに大きく変わるものではなく、将来もなくなることのない仕事です。

成功するのは簡単ではありませんが、人々に夢や感動を与える仕事である以上、厳しい状況でも前向きな姿を見せ続けなければなりません。

舞台は時代を問わずニーズのある芸術作品であり、若手が活躍できるチャンスもあると言えるでしょう。

そのためには、常に人間としての魅力を向上させることが重要です。

多くの人に認められるようになれば、自然と仕事も増え、活躍できるチャンスが広がっていくはずです。

日々自分自身を磨き、周りの人に認めてもらえるだけの魅力を身につけることが大切です。

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舞台俳優・劇団員の就職先・活躍の場

劇団に所属するのが王道ルート

ほとんどの俳優は劇団や芸能プロダクションに所属し、舞台や映画、ドラマに出演します。

人気俳優の場合は名指しで仕事がクライアントからオファーが入ってきますが、まだ売れていない俳優の場合、舞台・映画・ドラマなどのオーディションを受けて役を獲得しにいくことが多いです。

一般に告知されるオーディションばかりではないため、芸能プロダクションや俳優事務所に所属していれば、事務所を通して情報を得られ、活躍のチャンスが増えます。

プロダクションといってもその規模はさまざまで、大手のプロダクションに所属するためにはこれもまたオーディションで選ばれなくてはならないことが多いです。

一度人気が出れば、テレビや舞台の仕事だけでなく、映画やショー、イベントなど、活躍の場は多岐にわたります。

舞台俳優・劇団員の1日

本番がある日とない日とでは過ごし方が異なる

舞台俳優や劇団員の一日の過ごし方は、本番がある日かない日かで大きく異なります。

本番がある日は、開演時間に合わせて一日のスケジュールを組みます。

本番がない日は稽古をしたり休みをとったりと、比較的自由に時間を使うことができます。

<舞台本番がある、舞台俳優のある一日>

6:00 起床
8:00 楽屋入り
9:30 リハーサル
11:30 休憩
12:30 メイクなどの準備
14:00 昼の公演
16:00 昼の公演の反省会
18:00 夜の公演
20:00 夜の公演の反省会
21:00 打ち上げ
3:00 就寝

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舞台俳優・劇団員のやりがい、楽しさ

観客に感動を与えることができる

舞台の仕事は、何ヶ月も稽古をしなければならず、その割にやり直しのきかない一発勝負であること、緊張感や体調管理の難しさなど、テレビや映画の撮影と比べると不便や面倒なことがたくさんあります。

それにもかかわらず多くの俳優が舞台の仕事を選んでいるのは、やはり舞台ならではの魅力があるからに他なりません。

数々の苦労を乗り越え、監督をはじめとするスタッフ一丸となって作り上げた舞台作品に出演することは、大変やりがいがあるものです。

自分の名前が大きく取り上げられたり、固定のファンがついたりすることは喜びもひとしおです。

自分の作り出した世界観により観客に感動を与えることができるのは、役者冥利につきる喜びといえるでしょう。

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舞台俳優・劇団員のつらいこと、大変なこと

活躍できるまでの道のりが長く安定しにくい職業

舞台俳優や劇団員を目指す上でつらいところは、活躍できるまでに長い時間がかかるところです。

役を獲得するためにオーディションを受けなくてはなりませんが、何年もセリフのある役が得られないという人も非常に多いです、

さらに高倍率を突破して役を得たあとには、びっしりと厳しい稽古が待っています。

配役されたとしても、できが悪いと途中でキャストを交代されることもあり、舞台に立つまでには相当な苦労があります。

また、人気の劇団や芸能プロダクション、俳優事務所に所属している俳優の場合は知名度や実績が上がるにつれて出演料がアップしますが、それ以外は俳優としての収入だけでは生活できない人が大半です。

収入の面でも安定しにくい不安定な職業であることも、大変なことのひとつです。

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舞台俳優・劇団員に向いている人・適性

演技や舞台への情熱がある人

舞台俳優や劇団員になるために必要なのは「演じることが好きで、いかに情熱を注げるか」ということに尽きるでしょう。

俳優という仕事は一握りの人以外はあまりお金が稼げないどころか、無名の時代には、自分でお金を払って公演に出なければならないことも多々あります。

今日食べるものに困るといったどん底を味わうこともしばしばありますが、役者や劇団員として活躍している人たちは、必ず下積み時代を経験しています。

こうした苦労も吹き飛ばすほどの情熱を持ち合わせていなくては、下積み時代を乗り越えることはできません。

また、オーディションはそう簡単に受かるものではありません。

何度落ちても諦めない姿勢や、地道な稽古を続けることができるかが、この世界で長く生き残っていくためには欠かせないことです。

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舞台俳優・劇団員志望動機・目指すきっかけ

演じたい、表現したいという気持ちがきっかけ

舞台俳優や劇団員の志望動機としてよく聞かれるものは、やはり「映画や舞台、テレビが好き」ということです。

演じることを通して自分を表現したいと感じる人や、カメラの前に立つと自分とは違う「自分」になれると言う人もいます。

また、芸能界に関心があったわけではないものの、スカウトされたり知人や家族のすすめで受けたりしたオーディションに通ってしまい、役に大抜擢されて俳優への道を歩み始める人も少なくありません。

舞台俳優や劇団員になる際に、志望動機が問われることはほとんどありません。

どのような志望動機だったにしろ、きっかけはいつでも転がっているものではないので、ここという時にチャンスを掴むことができるかどうかが、活躍へのきっかけとしてとても重要な要素といえます。

舞台俳優・劇団員の雇用形態・働き方

安定するまでは大変な道のりを経なくてはならない

劇団などに所属して俳優として活動をしている場合、普段の演劇の稽古は定期的に組まれていることが多いですが、公演が近くなると連日朝から晩まで稽古をし続けることもしばしばあります。

公演スケジュールや稽古の仕上がり状況によって活動時間も変わってくるため、不規則な仕事だと言えるでしょう。

俳優は一般企業の正社員などの雇用形態とは異なりますので、当然ですが残業手当や交通費なども出ません。

しっかりした生活の基盤は他のアルバイトなどで支える必要があります。

自分でオーディションを受けなければ仕事が決まらないことも少なくありません。

稽古とアルバイトをしながらオーディション情報をチェックして、良い募集があればオーディションを受けに行くという働き方をしている人が多いです。

舞台俳優・劇団員の勤務時間・休日・生活

時間は非常に不規則で長時間拘束されることもある

演技のレッスンは日中行われることが多いため、朝から稽古に出かけて行き、終わった後の夜間や深夜にアルバイトをしている人が多いです。

居酒屋やコンビニ、カラオケ店などは深夜アルバイトの定番ですが、朝方まで働いて日中は稽古となると、体力的に決して楽な生活ではありません。

当然、決まった終わり時間や休みなどもないため、舞台俳優や劇団員は不規則で長時間拘束されるハードな生活をしていると考えて間違いないでしょう。

また、オーディションの予定は数日前など急に決まることもあるため、アルバイトのスケジュールに影響が出ないよう、登録制の日払いアルバイトを選ぶ人もいます。

役者を目指すためのさまざまな活動と、生活のためのアルバイトの両立は、多くの人が一度は悩むところです。

舞台俳優・劇団員の求人・就職状況・需要

俳優や劇団員の募集は意外と多くみられる

「舞台俳優や劇団員になるのは大変」というイメージがあるかもしれませんが、実はたくさんの芸能事務所や劇団が随時人材を募集しています。

事務所も劇団も、いつ舞い込むかわからない仕事のために「素質のある人はできるだけ所属させておきたい」という想いがあるため、常に募集をしていることが多いようです。

また、流行や移り変わりのスピードが速いのも芸能界の特徴ですので、事務所や劇団はいつも育てる新しい原石を探しています

たいてい面接や演技テストが行われるので絶対に入れるわけではありませんが、努力次第で役者や劇団員の卵になるのは決して難しいことではありません。

近年ではインターネットを使ってオーディション情報を調べられるため、情報をこまめにチェックしておくときっかけをつかめるかもしれません。

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舞台俳優・劇団員の転職状況・未経験採用

実力ある人材が求められる

子役の頃から俳優として活躍している人もいれば、大人になって夢を諦めきれず俳優を志し、実際に夢を実現させる人もいます。

舞台俳優や劇団員は経歴がさまざまであることが大きな特徴でも、一般の企業などと違って、前職や経歴によって合否が左右されることはほぼありません。

転職を目指す際には芸能事務所や劇団に所属せず、個人で俳優オーディションに応募することも可能です。

オーディションは映画や演劇、ミュージカルなど、年間を通じてかなりの数が実施されており、役に応じて子どもからお年寄りまで、誰にでもチャンスが開かれています

まずはオーディションを受けなければ先に進まないので、さまざまなオーディション情報をチェックするところから始めてみましょう。