「アイドル」とは

メディアやイベントに出演し、トーク、歌、ダンスなどを披露してファンを魅了する。

なんでもこなし、ファンからの人気も高いアイドルは、芸能界では欠かせない存在です。

仕事の幅も広く、将来の可能性も無限に広い分、人気も高く、オーディションやコンテストの競争率も数百倍、数千倍と、かなり高いものとなります。

スカウトされるにもたぐいまれなる美貌や愛らしさが必要となります。

多くのライバルの中を勝ち抜け、トップアイドルとなった日には数千万の給料を手にすることも夢ではありませんが、そこまで成功するにはかなりの運や努力が必要となります。

若さが売りでもあるため、歳をとってからも活躍するには、何かしら光る個性も必要となります。

俳優の道を進むのか、タレントの道を行くのか、それ以外の道を歩むのか、若いうちから考え上手にシフトチェンジをしていけば、歳をとっても、子どもを産んでも活躍の場はある職業です。

「アイドル」の仕事紹介

アイドルの仕事内容

ライブや握手会でファンを楽しませる

アイドルの仕事内容にはさまざまなものがありますが、代表的なのはライブやコンサート活動、イベントでの握手会やサイン会です。

小さな劇場での公演からドームなどの大きな会場まで、アイドルの人気によって規模は異なりますが、ステージに立ち歌やダンスなどを披露してファンを楽しませるのがアイドルの主な役割です。

人気が出てくると、歌番組をはじめバラエティやドラマなどのテレビ出演や、雑誌の取材を受けることも多くなります。

アイドルは芸能界のなかでも仕事の幅が広いため、活躍の場もたくさんあります。

歌の仕事をメインに活動するアイドルもいれば、俳優・女優の仕事を増やしていく人もいますし、ライブやイベントで直接ファンと触れ合うことに重きを置くアイドルもいます。

いろいろな仕事を経験しながら芸能界における自分の道を探していけるのは、アイドルという職業ならではの醍醐味だといえます。

アイドルの就職先・活躍の場

芸能事務所に所属して仕事を受ける

アイドルは基本的に芸能事務所や芸能プロダクションに所属しています。

芸能事務所は、数百人のアイドルを抱える大手事務所から数人規模の小さな事務所まで、星の数ほど存在するといわれています。

プロダクションへ所属するにはオーディションやスカウトを受けるほか、養成所に通う方法があります。

所属する芸能事務所を通してテレビ局やマスコミなどから仕事のオファーを受けることになります。

ライブ活動や握手会をはじめ、雑誌のモデルや俳優・女優業、バラエティやCMへの出演など、アイドルとしての人気を増すごとに活躍の場はどんどん広がります。

アイドル1日

ライブ活動やテレビ収録、雑誌の撮影など、アイドルのスケジュールは仕事内容によって大きく異なります。

ここでは、単独ライブ公演をこなす人気アイドルの1日をご紹介します。

9:00 起床
マネージャーの電話で起床し、身支度をします。

10:30 自宅出発
自宅まで迎えに来たマネージャーの車で会場へ向かいます。

11:00 会場到着
控え室でリハーサル用のジャージに着替えます。

12:00 リハーサル
曲順やパフォーマンスの最終確認をおこないます。

14:00 昼食休憩
ライブは激しい運動になるため、食事を控え目にするアイドルも多いです。

15:00 開場
お客さまが会場へ入り始めます。

15:00 ヘアメイク・着替え、取材
ヘアメイクの合間にオフィシャルの取材を受けることもあります。

16:00 打ち合わせ
メンバーとスタッフで本番直前の打ち合わせをします。

17:15 ライブ開演
開園予定の17時を少し過ぎたところでライブがスタートします。

19:15 ライブ終了
アンコールの余韻を残したままライブが終了します。

19:35 反省会
少し休憩をとった後、メンバーとスタッフで反省会をおこないます。

20:00 取材
オフィシャルの取材へ対応します。

21:00 打ち上げ
楽屋または別の会場に移動して打ち上げをおこないますが、未成年は参加しません。

23:45 帰宅
タクシーや電車、マネージャーの車などで帰宅します。

アイドルになるには

芸能プロダクションへの所属を目指す

アイドルになるにはいくつかの道があります。

オーディションやコンテストに合格する、スカウトをされる、養成所へ通うといった方法が王道ですが、最近ではみずからアイドルを名乗ってSNSなどから活動を広げていく人もいます。

オーディションやコンテストは、芸能プロダクションが主催しているものからアイドルグループの追加メンバー募集、美少女コンテストまで、かなりの頻度で開催されています。

競争率は非常に高いことがほとんどですが、応募するチャンスは多いといえるでしょう。

どんな方法でアイドルを目指すにしても「芸能プロダクションに所属すること」が大切です。

学校に通って歌やダンスの技術を身に付けるだけではアイドルになれませんし、自分一人で活動するにしても限界があります。

所属したいプロダクションがある場合は、直接問い合わせて応募するのも一つの方法です。

アイドルの学校・学費

養成所や育成スクールに通う人も

アイドルになるために必ず通わなければならない学校はありません。

オーディションやスカウトを受けて芸能事務所へ所属すればアイドルとしての活動がスタートしますが、競争率はかなり高いです。

そのため、芸能プロダクションが主催する養成所やタレント育成スクールに通い、アイドルを目指して歌やダンスの練習に励んでいる人も多いです。

養成所やタレント育成スクールは芸能プロダクションとのコネクションも強く、デビューしやすいというメリットがありますが、年間30〜150万円ほどの学費を払う必要があります。

アイドルの給料・年収

月数万円から年収数千万までピンキリ

アイドルの給料は基本的に所属する芸能事務所から支払われます。

固定給が毎月支払われる「月給固定制」の場合もあれば、お仕事の量によって給料が変わる「歩合制」を採っているプロダクションもあります。

トップアイドルの給料は「月給制+歩合制」で支払われることが多く、なかには数千万円の年収を稼ぐ人もいますが、たまにテレビに出るくらいの知名度では一般企業に勤める会社員と収入はあまり変わらないでしょう。

デビュー前のアイドルともなれば月数万円ほどの給料になるため、本業の他にアルバイトをしながら生活している人もたくさんいます。

アイドルのやりがい、楽しさ

仕事の対価が大きく、注目を浴びられる

アイドルは自分を応援してくれるファンの前で歌やダンスを披露するのが主な仕事です。

ハードなレッスンやトレーニングを乗り越えてステージに立ち、たくさんの声援とスポットライトを浴びることができた瞬間はアイドルにとって大きな喜びとなります。

また、アイドルとしてひとたび人気が出ればCMに出演するだけで数百万円のギャラを得ることができます。

仕事の成果に対する対価が大きいため、アイドルを続けていくモチベーションも高く保てるでしょう。

アイドルのつらいこと、大変なこと

売れないつらさ、売れた後のつらさ

華やかなイメージが強いアイドルですが、テレビに出演したり大規模なライブを開催できたりするアイドルはほんの一握りです。

実際には、なかなかファンが付かなかったり人気が出なかったりすることも多く、つらい思いをしているアイドルは少なくありません。

同期や後輩のアイドルが売れていくのを見て、悔しくなることもあります。

一方で、人気が出てくるとどんどん仕事が増えていくのがアイドルの仕事です。

トップアイドルともなれば分刻みのスケジュールをこなすことになり、ろくに睡眠もとれず体を壊してしまうこともあります。

アイドルに向いている人・適性

容姿端麗かつ折れない心を持っている

容姿端麗でスタイルのいい人がアイドルに向いているのはもちろんですが、容姿が優れているだけではなれないのがアイドルという職業です。

数多くいるアイドルのなか売れていくには、大変なことやつらいことがたくさんあります。

養成所や育成スクールの同期がどんどんデビューしていくのを間近で見ていなければいけなかったり、ライブにお客さんが誰も集まらなかったりと、悔しい思いをすることも多いでしょう。

それでも「絶対にアイドルになる!」という意欲を持っている人、「誰にも負けない」という強い心を持っている人は、アイドルの適性があるといえます。

アイドルの勤務時間・休日・生活

人気アイドルは多忙で不規則な生活に

アイドルの勤務時間や休日は一般的な会社員とは大きく異なります。

研究生や新人アイドルの場合でもダンスレッスンやボイストレーニングなどへ通う必要があるため、一般的には忙しい日々を送ることになります。

人気アイドルともなれば、私生活はほとんどなくなるといってもよいでしょう。

早朝からグラビア撮影が始まり、深夜までテレビ収録が続くというような、過酷なスケジュールになることも珍しくありません。

深夜の2時や3時に帰宅し、翌日も早朝から仕事が入っているなど、多忙で不規則な生活を送ることになるでしょう。

アイドルの現状と将来性・今後の見通し

今後は幅広い場での活躍が期待される

現在、アイドルの数は右肩上がりに増えており、芸能界における仕事の種類にも境界線がなくなってきています。

ひと昔前まではコンサートや歌番組が主な活躍の場でしたが、いまやライブ活動だけでなく、テレビのバラエティでトークや笑いを提供したり、俳優・女優としてドラマに出演したり、雑誌のモデルを勤めたりするアイドルも多くいます。

最近では「地下アイドル」という形で、テレビに出なくても人気を集める新しいスタイルも生まれています。

幅広い活躍の場を持つアイドルという存在は、今後も芸能界やポップカルチャーにおいて重要な役割を果たし続けるでしょう。