俳優・女優の需要・現状と将来性

俳優女優の現状

ドラマの現状

ドラマ全盛期と言われた90年代と比べると、ドラマの視聴率は如実に低くなっています。

バラエティ番組と比べると、ドラマは制作費がかかるわりに、視聴率がとれないというのがテレビ界の現状です。

そのため、ドラマの数は年々減っています。

とくに時代劇に至っては、ほとんど連続ドラマが作られていない期間が続いているのです。

現代でも良作のドラマは作られていますが、作品は淘汰されていくというのが現状です。

映画の現状

90年代は日本映画不遇の時代といわれていましたが、ゼロ年代に入り、テレビ局出資の映画が増えることで、邦画産業は一気に躍進しました。

大衆映画が栄えることで、それとは対極にあるアングラ映画にもヒット作が生まれて来たのです。

それにともない、俳優・女優の活躍の場も一気に広がったといえるでしょう。

しかし、さまざまな毛色の作品が数多く作られる日本映画は、それゆえ良作から駄作まで非常に開きがあります。

たとえば、テレビ局出資で作られる映画は、制作費も多く、宣伝にも力を入れられますが、予算があれば良作となるとは限りません。

一方、予算も小さく、宣伝も小規模でしかできないインディーズの映画がインターネット上などで、口コミで広がり、成功を収めることも少なくありません。

近年では『カメラを止めるな!』という予算300万円のインディーズ映画が、SNSの口コミで全国公開となり、国内及び海外の映画賞を数々受賞したほか、2018年の邦画興行収入ランキング7位という異例のヒット作となり話題となりました。

俳優・女優の需要

近年では、新しい役者を起用する新企画が増えてきています。

テレビ離れが進むなかで製作費が削られ、大物俳優をキャスティングするという企画よりも、きちんと演技ができる新しい役者を使った企画をしようという流れになってきています。

また、アイドルやモデルから転身した俳優・女優がキャスティングされるケースも増えてきています。

あらかじめある程度の人気や知名度があるため、視聴率や興行成績が上げやすいというのが理由です。

ただし視聴者は「良質な作品を選んで見る」という考えになってきているため、きちんとした芝居のできる俳優や女優、また良作といえるドラマや映画が求められ、よりレベルの高い争いになってきているといえます。

俳優・女優の将来性

俳優・女優として重要なのは、第一に自らの演技を磨くこと、そして、第二にどの作品に出演するかということです。

ドラマでも映画でも、これからは上質な作品だけが生き残る時代になっていくことでしょう。

役者として、新人のときは作品を選ぶことなどできないかもしれませんが「人々の心を揺さぶることが仕事の本質」ということを忘れずに仕事をしていくことが大切といえるでしょう。

俳優・女優の今後の活躍の場

近年は、インターネット上で活躍する俳優・女優が増えてきます。

Web上で配信されるCMやドラマだけでなく、動画配信サービスやSNSを利用して直接情報を発信する人も増えています。

動画配信サービスやSNSを利用する最大のメリットは、リアルタイムで生の声を届けられることです。

俳優・女優はファンと直接会えるのは劇場や舞台挨拶など限られた場所だけになってしまうことが多いため、より多くの人と触れ合いたい、ファンを増やしたいという目的で始める人が多いようです。

こうした活動から業界で注目され、本格的に役者デビューしたり仕事を獲得したりする人も増えてきます。