国立大学教授と私立大学教授の違い

国立大学教授はみなし公務員

国立大学教授と私立大学教授は同じ大学教授ですが、所属の違いからさまざまな点で異なる部分があります。

国立大学とは国や政府によって設立・運営されている大学で、現在、国立大学は、国立大学法人という独立行政法人に運営されていることから国立大学の教授は、国立大学法人の職員ということになります。

国立大学法人は独立行政法人ですが、公共性の高い仕事に従事しているということで、みなし公務員として公務員に適用される法的な手続きや義務が課されるところがあります。

そのため公務員制度改革によって給与や年収、退職金が減額されるなど影響を受けています。

国立大学は、2014年時で86校ありますが、これは日本の大学の4分の1程度です。

一般的に国立大学の方が私立大学に比べて社会的地位が高い傾向にありますが、大学教授の給与や年収などは、有名私立大学の方がよい状態です。

私立大学の方が良い点

私立大学教授の良い点を明確に挙げる場合、まず給与や年収、退職金が国立大学の教授よりもよいという点が挙げられます。

みなし公務員とされる国立大学教授の給与は公務員制度の影響を受けていますからなおさらでしょう。

私立大学教授のよい点のもうひとつは、定年の年が遅いということでしょう。

国立大学の場合、定年は60〜65歳ですが、私立大学の場合、65〜70歳です。そのため、定年を迎えた国立大学教授が私立大学の教授に移籍するといったこともあるようです。

待遇はどちらが良い?

給与や定年については私立大学の方がよいところがありますが、待遇や勤務状態となると、国立大学教授と私立大学教授のどちらがいいとは優劣をつけるのが難しいところがあります。

たしかに私立大学の方が給与はよいのですが、授業数が多いため、研究時間のやりくりが難しいという問題があります。

また研究費についても国立大学の方がよいため、研究のことを考えた場合、国立大学の方がいいということになります。

しかし、私立大学の中には週休3日といった待遇のところもあり、明確に「どちらが良い」と言い切れない部分が多々あります。