幼稚園のお弁当でのエピソード(体験談)
お弁当は子どもに見られる
昔も今も変わらないことといえば、保護者のお弁当の力の入れ方です。ここでは私の1年目の体験談ですが、比較的ありがちな内容だと思うので参考にして頂けたらと思います。
特に最近は「キャラ弁」や「デコ弁」といった昔では考えられないようなお弁当を作っている保護者が結構います。もはやお弁当というより一つの「作品」になっています。
子どもたちのお弁当を見ていると、本当にすごいという言葉しか出てきません。子ども同士でお弁当の自慢をしたりもします。そんな豪華な子どものお弁当と比べて、私のお弁当とはというと…
簡単に作ったおかずや、冷食詰め合わせセット(こんな先生は結構いるみたいです)。
持ち帰りの仕事も多い・残業もほぼ毎日なので、朝お弁当を作る時間があまりないため、手抜き弁当でした。子どもはそんな先生のお弁当を必ずチェックします。
「先生のお弁当、チン(冷凍食品)がたくさんあるね」「僕のお弁当のほうがすごいよ!」などという言葉を毎日のように言われていました。
これではいけないと思い、早めに起きて子どもたちに負けないようなお弁当を作るようにしました。
すると子どもの反応が面白いくらい変わりました。先生すごいと言わんばかりの表情で接するようになってくれました。
お弁当で評価がアップ
また、子どもは幼稚園であった出来事を保護者にすぐに伝えます。「今日はこんな遊びをした」「お友だちとケンカをした」などなんでも話しているようです。
そんな幼稚園での出来事としてお弁当の話をする子も結構います。
私のお弁当についても話題として挙がったようで、保護者から「先生のお弁当最近すごいらしいですね」ということを何人かに言われました。
先生は子どもに尊敬されるような人でないといけないということをよく言いますが、本当にその通りだと感じました。どんなに忙しくても子どもに見せても恥ずかしくないようなお弁当を作るように心がけるようにしました。
そうすることで子どもだけでなく、保護者からも「あの先生は信頼できる」「子どもを安心して預けられる」という気持ちにさせることができます。一番大切なのは信頼関係ですから。
1年目で幼稚園の流れもまだあまり把握できていないときに朝早く起きて作るのは難しいこともあるかもしれません。
毎日が無理でも月曜日から金曜日までの何日かでも良いので努力してみることをお勧めします。きっと子ども・保護者がその努力を感じ取ってくれると思います。
子どものお手本とされるような先生であってほしいと思います。