幼稚園での運動会の思い出(体験談)

春の運動会

幼稚園にはたくさんの行事があります。ここでは幼稚園の一大イベントである「運動会」についてエピソードを含めながらお話ししていきます。

運動会は春の運動会・秋の運動会の2つあります。春の運動会では入園したばかりの年少・進級したばかりの年中・年長児が保護者の前で競技やダンスを披露します。

年少児は初めての行事に泣いてしまう子がいたり保護者から離れられない子もいます。保護者と一緒に行う種目もありますが結構グダグダになってしまうこともあります。

幼稚園教諭はそんな対応をしながら次の種目の用意・子どもを集める・終わった競技の片付けなどに追われます。

競技・ダンスですが運動会があるかなり前から用意します。春の運動会の場合、春休みの間から、秋の運動会の場合は夏休み前から案を出したり、製作したり、用意したりします。

春の運動会に比べると秋の運動会の方が盛大に行います。時間にしても春の場合は午前中に終わるように設定しているし、競技数も少なくしています。

幼稚園に慣れるという意味もあるのでそこまで多くは行わないようにしています。

秋の運動会

秋の運動会では午前の部・午後の部に分かれています。幼稚園によっては午前中に終わらせてしまうという方針の園もありますが、私が勤務していた幼稚園は1日使っていました。

運動会を楽しみにしているのは子ども・幼稚園教諭だけではありません。保護者はもちろん、おじいちゃん・おばあちゃん・兄弟なども運動会を楽しみにしています。

お父さんは開園前から門の前に立ち開園と同時に場所取りをします。少しでも良い位置で子どもを見ていたい・ビデオを撮影したいという気持ちが伝わってきます。

応援にもかなり力が入っています。自分の子どもだけではなく、子どもがいるクラスの子どもの応援も必死です。この日に保護者同士の信頼が厚くなるのも、このことが要因ではないでしょうか?

保護者とのコミュニケーションが大切

幼稚園教諭が運動会に必ず行う事と言えば、保護者・家族とのコミュニケーションです。普段の日はあまり時間がなく多くの人と会話するのは難しいといえます。

しかし、このような行事の日なら保護者が集まって一緒にコミュニケーションを取ることができます。この時間を大切にすることが幼稚園教諭の信頼・信用にも繋がります。

運動会を終えると緊張感が途切れ、それまでの疲れをドッと感じますが、それよりも子どもたちの笑顔・保護者や家族の「ありがとうございました」という言葉をもらうことで達成感・やりがいを感じることができます。