幼稚園教諭は通信制でも資格は取れる? メリット・デメリットは?
通信制は学ぶ日や時間も自分で計画できるため、プライベートと勉強を両立させやすい反面、基本的に自主学習となるため、わからないことあっても質問できません。
また、幼稚園教諭養成課程では実習も必須ですが、通信の場合、自分で実習する幼稚園を探して申し込みを行わなくてはなりません。
この記事では、幼稚園教諭は通信制でも資格は取れるのか、メリット・デメリットについて解説します。
幼稚園教諭の通信講座とは?
幼稚園教諭になりたい人でも、家庭の事情や経済的な面で、どうしても通学制の大学や短期大学に通えない人もいるでしょう。
そのような場合には、大学の通信講座を利用するという方法があります。
一部の大学では「通信制」の幼稚園教諭養成課程が設けられており、通信で必修単位を習得すれば、通学制のカリキュラムと同様に幼稚園教員免許を取得できます。
幼稚園教諭になるための通信講座を開講する大学等は、「通信教育部」という名称になっていることが多いようです。
大学によって、2年次編入や科目等履修生など、さまざまなコースが用意されています。
また、保育士資格をもち、実務経験が3年以上ある人を対象とした「特例制度(最大8単位の修得によって、幼稚園教諭免許状が取得可能)」を実施している大学もあります。
通信といっても複数の学校があるため、事前に資料請求をして比較検討し、そのなかで、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
通信講座のメリット
- いつでも自分の空いた時間に勉強ができる
- 自分のペースで勉強を進められる
- 学校に通うよりも費用がかなり安くなる
- 場所を問わず学べる
通信講座は、通学制の大学や短大等とは異なり基本的に自宅での学習となります。
学ぶ日や時間も自分で計画できるため、プライベートと勉強を両立させやすいことがメリットです。
ただし、通信でも100%自宅学習というわけではなく、自宅学習とあわせて「スクーリング」という通学での学習を行う必要があります。
スクーリングは、短期集中で行う学校もあれば、週末を利用して定期的に実施する学校もあります。
学費に関しては学校によって異なりますが、通学制の学校の数分の1程度にまで抑えられることは珍しくなく、費用がネックという人でも安心して利用できます。
通信講座のデメリット
通信講座のデメリットとしては、
- 学校を卒業した人よりも就職率が低くなる
- 実習などの手配を自分でする必要が出てくる
- 勉強で分からない事があっても直接聞くことがなかなかできない
などがあります。
通信での勉強は、通学制の学校とは異なり基本的に自主学習となります。
わからないことが出てきたときに周りにすぐ質問できる環境がないと、知識を深めることが難しくなります。
また、幼稚園教諭養成課程では実習も必須となっていますが、通信の場合、実習をする際には自分で幼稚園を探して申し込みを行わなくてはならないことが多いです。
通信講座の就職状況は?
就職サポートは、通学制の学校のほうが充実しているケースが多く、通信のほうが就職率は低めとなっているようです。
学校を卒業した人と比較するとどうしても通信講座で受験した人のほうが不利なようです。
しかし、実際に通信講座で勉強して幼稚園で働いている人もいます。
最も大切なのは、どのような環境であろうと「必ず幼稚園の先生になる」という意思をもって、夢に向かって着実に勉強を重ねていくことでしょう。
「幼稚園教諭は通信制でも資格は取れる? 」のまとめ
幼稚園教諭を目指す場合、大学の通信講座を利用するという方法があります。
通信制のメリットは、学ぶ日や時間も自分で計画できるため、プライベートと勉強を両立させやすいことです。
通信制のデメリットは、基本的に自主学習となるため、わからないことあっても質問できないことです。