鉄鋼メーカー社員の勤務・労働時間・休日・残業
勤務・労働時間
鉄鋼メーカーの勤務時間は、他業界の一般的な企業とそう大きく変わるものではありません。
9:00~18:00くらいの間で働くことが多く、1日の実働は7.5時間から8時間程度です。
ただし、本社・事業所と研究所、製鉄所では勤務時間が異なることはしばしばあります。とくに製鉄所は若干朝が早く、8時頃の始業、ただし夕方17時頃に終業というところも多いようです。
このほか、最近では効率的な働き方を実現すべく、「フレックス制度」を導入している職場も増えています。
また、鉄鋼製造ラインで設備の運転業務や設備の点検・保守業務などに携わる場合は、24時間を複数のスタッフが交代しながら働く「交代制勤務」が採用されることが多いです。
したがって、夜勤や当直が入ることもあります。
大手鉄鋼メーカーは国内外を含む各地に事業所などを設けており、勤務時間は勤務地や職種により異なると考えておいたほうがよいでしょう。
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休日・休暇
鉄鋼メーカーの休日は、たいていの企業で「週休2日制」となっています。
事務職などは毎週固定の曜日が休みになることが多いようですが、鉄鋼の製造現場で働く場合には、交代制勤務により数日働いて休みが入るといった形になることもあります。
このほか、祝日や年末年始が休みとなり、さらに年次有給休暇(年間20日)、慶弔休暇、特別休暇などが代表的な休暇制度として挙げられます。
残業
鉄鋼メーカーにおける残業の状況は、職場や職種によって異なるようです。
ほとんど残業はなく、多くても月に10時間程度ということもあれば、80時間ほどに迫るほど長時間の残業をしている人もいるようです。設備関係の仕事はとくに忙しいという声も聞かれます。
ただし、最近はコスト削減が各社の課題となっていることから、いかに効率的に働き、無駄な残業を減らしていくかということに取り組んでいる企業が増えています。