素材メーカー社員のつらいこと、大変なこと、苦労

消費者向けの製品をつくるわけではない

素材メーカーは「メーカー」というように、ものづくりを行う企業ではありますが、消費者向けの製品を製造し、販売するわけではありません。

素材メーカーがつくる素材は、繊維、紙・パルプ、ガラスといったように、あくまでも最終的な製品の基となるものであり、それらはその後、製造メーカーの手によって衣料品やノートなどに形を変えて、消費者のところへ届けられます。

したがって、素材メーカーの仕事は、一般の人にはなかなか知られていないことも多く、扱う製品もあまり馴染みのないものである場合があります。

製造メーカーに比べて注目されにくいため、少々寂しさを感じることもあるでしょう。

こうしたなかでも、素材メーカー社員は「ものづくり」に対する情熱と使命感を持って、仕事に向き合っていなくてはなりません。

希望通りの仕事ができるとは限らない

素材メーカーではさまざまな仕事がありますが、たいていの会社が新卒採用では「総合職」として一括採用をしています。

技術系職種については、大学などで学んできた知識が生かせる部門に配属となるケースが多いですが、会社の都合もありますし、社員たちは多様な業務を分担して働いているため、つねに100%自分の希望通りの仕事ができるとは限りません。

会社から本人の適性が別のところにあると判断されれば、もともと希望していたもの以外の部署に配属となることもあります。

入社後も、ある程度キャリアを積んだところで、また別の職種へと移ることを命じられることもあります。

新しいことを覚えるのは大変ですが、さまざまな仕事に挑戦することを前向きにとらえ、自分を成長させていく気持ちが求められてきます。

転勤や異動が多くなる場合も

大手の素材メーカーを中心に、最近では海外進出に力を入れる企業も増えています。

世界各国に事業所を置く企業では、職種によって海外出張が頻繁に入ることもありますし、場合によっては海外赴任となることもあります。

国内であっても全国各地への転勤や出張が多くなることもあり、新しい職場で、人間関係を築きながら仕事を覚えていくことや、不慣れな環境で生活をしていくことに苦労を感じることもあるかもしれません。