証券会社社員の志望動機と例文・面接で気をつけるべきこと

証券会社を目指すきっかけで多いものは?

証券会社を目指すきっかけで多いのは、経済や金融に関する興味があり、大学でつちかってきた知識を生かせる仕事がしたいというものです。

経済や金融の知識を生かしたいという人の場合、銀行や生保、損保など、金融業界全般を広く志望するケースも見られます。

証券会社では、常に最新の時事ニュースを追いかけ続けることが求められるので、経済に関心があることは非常に大切な資質です。

ほかのきっかけとして、「自分自身の実力を試したい」というチャレンジ精神が、証券会社を目指す理由になることもあります。

証券会社では、メーカーなどとはちがって、実際に形のあるものではなく、目に見えない商品を販売します。

営業成績は、各人のコミュニケーション能力や魅力、端的にいえば「人間性」がよりダイレクトに反映されます。

言い訳の効かない厳しい世界に飛びこんで、「自分がどこまで通用するのか知りたい」と挑戦する人も少なくありません。

証券会社の志望動機の考え方

証券会社は、例年非常に人気のある就職先のひとつです。

厳しい戦いを勝ち抜くには、志望動機はしっかりと説得力あるものを作成しなければなりません。

そのためには、次の3点について、順を追ってわかりやすく説明していく必要があります。

・証券業界を目指す理由
・証券業界のなかでその企業を目指す理由
・企業のなかでその職種を目指す理由

自己分析はもちろん、業界研究や企業研究などを事前にしっかりと行って、証券会社の業務に対する理解を深めてから、志望動機の作成にとりかかることが大切です。

ほかの就活生の志望動機にうもれてしまわないように、ネット上にアップされているような定型文の流用は避けて、オリジナリティのある内容を意識しましょう。

自分が実際に経験した具体的なエピソードを盛りこむと、自然な説得力を生むことができます。

証券会社の志望動機の例文

営業部門を志望する場合の例文

「私は、幼い頃から両親や祖母が資産運用するのを間近で見てきました。

自宅に頻繁に証券会社の担当の方が見えていたのもよく覚えています。

私にとって、株や社債、国債などの金融商品は非常に親しみのあるものです。

大学進学の際には、経済が金融にもたらす影響を本格的に勉強したいと、迷わず経済学部を選びました。

アルバイトで貯めたお金を元手にして、少額ではありますが、自分自身でも実際に投資するようになりました。

就職するにあたり、証券会社を目指したのは、自分にとってごく自然な流れだと思っています。

対面販売で個人顧客への対応に強みのある御社で、地域で暮らす方々の資産形成の役に立ちたいです。」

投資銀行部門を志望する場合の例文

「私は、日本の将来を強く心配しています。

人口減少によって国力が衰えていくことは避けられません。

科学技術という点でも、欧米などと比べて優位性はみられません。

これからも日本が国際社会でプレゼンスを発揮していくには、トヨタやマクドナルド、アマゾンのような、世界規模の大企業をもっと増やしていくことが必要だと考えています。

そのためには、M&AやIPOなどをもっと積極的に行い、各業界を再編し、活性化していかなければなりません。

グローバルなマーケットをもつ御社の投資銀行部門で、直接日本経済に働きかけるような大きな仕事をしたいと思っています。」

リサーチ部門を志望する場合の例文

「私は、友人が金融資産の取引でトラブルに巻き込まれて以来、同種のニュースをよく注意して見るようになりました。

そこで感じたのは、金額の大小はあっても、そのような問題は全国各地のいたるところで頻繁に起きているということ、ほとんどがお互いの認識不足が原因になっているということです。

友人が被害者になった経験からいっても、金融取引で最も大切なことは、できるかぎり詳細に情報を共有することだと思います。

御社は、「お客さまに信頼してもらうこと」を第一の経営理念に掲げ、情報提供に注力しておられる点に共感しました。

大学、大学院で学んできた統計学も、御社の仕事に生かせると考えています。」

証券会社の面接で聞かれること・注意点

証券会社の面接では、事前に提出したエントリーシートを基にしながら、各項目についてかなり突っこんだ質問がなされます。

学生時代の経験なら、そこで感じたことや学んだことなどが深掘りされますし、志望動機なら、本当に証券会社の仕事を理解しているのか、各企業の特色は何かといったことも問われるでしょう。

友人や家族、教師などと相談しながら、どんな質問が飛んでくるかをシミュレーションしておくことをおすすめします。

証券会社の面接で特徴的なのは、いわゆる「圧迫面接」がしばしば行われるという点です。

圧迫面接とは、あえて面接官が志望者に厳しい態度を取る面接のことです。

圧迫面接は、決して志望者を苦しめたいという目的があるわけではなく、証券会社社員にふさわしい精神力があるかどうか、プレッシャーに耐えられる適性があるかどうかを見極めるためのものです。

たとえ面接官の態度や言動が高圧的に感じられても、あせることなく、冷静に対応するように心がけましょう。

証券会社の自己PRのポイント

証券会社の仕事はハードであり、企業間の競争はもちろん、同じ社員同士の競争も熾烈です。

せっかく苦労して就職しても、数年程度で離職してしまう人も決して少なくありません。

証券会社の面接においては、一度決めたことを簡単に投げ出さないという、強い覚悟や根性を示す必要があります。

たとえば部活動や地域のクラブ活動などで、忍耐力を発揮したエピソードがあれば、有効なアピール材料となるでしょう。

習い事や趣味など幼少の頃から続けているものがあれば、その内容を具体的年数とともにエントリーシートに記載するとよいでしょう。

思い当たるものがない場合、証券業界や各企業をしっかりリサーチして、証券会社への情熱をアピールする方法もあります。

準備は大変かもしれませんが、詳細に調べれば調べるほど、熱意が本物であることが面接官に伝わりやすくなります。