食品メーカー社員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

食品メーカー社員に向いている性格・適性

食が好きで、食に強い興味がある人

食品メーカーに勤める場合、やはり「食が好き」ということはイキイキと働くうえで重要なポイントとなります。

毎日、徹底的に食について考えていく仕事だからこそ、お腹さえ満たされれば何を食べてもいいという考え方ではなく、自分でおいしいと思う食を探したり、さまざまな食品の新商品に興味を持ったリできる人に向いているといえるでしょう。

とくに開発の仕事に携わる場合には、ある程度、すぐれた味覚を持っていることも重要視されます。

なお、多くの食品メーカーでは開発担当者に対して「官能評価試験」というものが実施されています。

それは簡単にいえば「酸味・苦味・甘味・塩味・旨味」といった味の濃度差に関するテストで、これに合格しないと携われる業務が限られてしまうこともあります。

開発職に限らず、食を世の中に伝えていく食品メーカー社員を目指すのであれば、日ごろから食に対する意識を高め、感覚や感性を磨いておくとよいでしょう。

使命感と責任感をもって食と向き合える人

食品メーカーでは、「おいしい食を消費者へ安全に届けること」を使命としています。

近年、ニュースなどで食品業界における食品偽装に関する事件を見かけたこともある人も多いでしょう。

人々が身体に取り入れる「食」は、おいしく楽しめば人の生活を豊かにできますが、もし偽装などを行えば人の健康を害してしまったり、最悪の場合は命を落としてしまったりすることにもつながります。

それは、食品メーカーとして最もやっていけない行為であり、たった一度のトラブルが企業としての全信頼を失うことにもなります。

もちろん、わざとではないミスによって、食品の安全性が失われるようなこともあってはなりません。

食品メーカー社員に強く求められるのは安全・安心に対する意識の徹底です。

いつでも責任感をもって、自分が任されたことに対して、誠実に向き合える人に向いているといえるでしょう。

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食品メーカー社員に向いていないのはどんな人?

食品メーカーといっても、さまざまな職種や業務があるため、「食品メーカーで働きたい」という気持ちさえあれば、どのような人でも自分の個性や強みを生かせる場所が見つかるはずです。

ただし全体としていえるのは、食に対してあまり興味がもてなかったり、こだわりがまったくなかったりすると、仕事がつまらなく感じてしまう人が多いということです。

食品メーカーで働き続ける限り、食とは深く関わり続けなくてはなりません。

自社製品はもちろん、調査のために他社製品にも興味をもって、いろいろなものを食べる必要性が出てくることもあります。

食べ物の好き嫌いが多すぎる人や、新しい食を探求するのに無関心な人は、食品メーカーよりも適した就職先があるのではないでしょうか。