食品メーカーの勤務時間と休日 残業は多い?
食品メーカー社員の勤務時間
食品メーカーの勤務時間は、本社や各支社でオフィスワーク中心に行う社員の場合、9:00~18:00前後が一般的です。
正社員であれば、1日の労働時間は7時間30分から8時間程度です。
研究所勤務の場合は、オフィスワークの社員よりも30分から1時間ほど朝が早めで、その分、終業時間も早まるケースが多く見られます。
一方、勤務時間がまったく異なる場合が多いのが製造工場です。
製造工場では、多くの場合24時間体制で生産ラインを動かしています。
したがって、工場でライン作業に携わる場合にはシフト制となり、夜勤が入ったり、日によって働く時間が変わったりすることがあります。
営業職は基本的にオフィスワークの社員と同じく日勤ですが、顧客の都合によっては時間外に動かなくてはならない場合があります。
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食品メーカー社員の休日
食品メーカーの休日は、基本的に土・日曜日が休みの「完全週休2日制」となっています。
ただし工場については曜日関係なく稼働させるケースが多いため、工場勤務の場合、休日は平日になることがあります。
休暇制度に関しては夏季休暇、年末年始休暇などがあり、有給をくっつけて1週間ほどのまとまった休みを取得している人もいます。
大手企業を中心に、業務が立て込んでいない時期であれば、積極的に有給が取れる職場が多いです。
その他の代表的な休暇制度には、産前産後休暇や介護休暇、リフレッシュ休暇などがあり、企業によっては独自の休暇制度を充実させています。
食品メーカー社員の残業時間
食品メーカーにおける残業の実態は、他の業界の企業と同様、各社で異なるようです。
残業はほとんどなく定時帰宅が基本という職場もあれば、毎日2~3時間程度は残業が発生しているという職場もあります。
製造工程におけるトラブル発生やクレーム対応などが起きた際には、遅くまで残って仕事をしなくてはならないこともあります。
しかし、大手食品メーカーでは勤務時間が管理されており、無謀な働き方を求められることはほとんどありません。
最近は「ノー残業デー」を設けている職場も多く、コスト削減のためにも、できるだけ残業を減らして効率よく働く取り組みを行う企業が増えています。
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食品メーカー社員は忙しい? 激務?
食品メーカー社員は、通常時はそこまで激務になることはありません。
社内全体で常に残業が多くなっている場合には、人員不足など、そもそも厳しい体制で業務を進めている可能性があります。
そのような職場に入ってしまうと、一人の努力ではなかなか働き方を改善させられないこともあるため、できるだけ事前に実態を調べておくほうがよいでしょう。
なお、食品メーカーによっては繁忙期が存在することがあります。
扱う製品によっては、特定のイベント時(たとえば年末、クリスマス、お正月など)の前に一気に注文量が増え、生産体制を強化しなくてはなりません。
繁忙期のみ残業時間が増えたり、休日出勤をして対応しなくてはならなかったりすることがあります。