生産管理部門で働くには

生産管理になるまでの道のり

生産管理になるためには、自社でものづくりを行っている製造業の会社に就職する必要があります。

業種の範囲としては非常に幅広く、機械や自動車、食品、繊維、玩具、化粧品、雑貨、アパレルなど、「メーカー」に分類されるさまざまな企業が候補となるでしょう。

また、企業によって生産管理が含まれる採用区分も複数のパターンがあり、職種を問わない「総合職」のひとつに分類されていることもあれば、「技術系職種」や「事務系職種」にカテゴライズされていることもあります。

生産管理を担当するためにはどの採用区分の試験を受ければいいのか、企業ごとにしっかりとリサーチする必要があるでしょう。

新卒採用試験にエントリーし、筆記テストや面接を経て内定を得ることができれば、翌年には社員としてのキャリアをスタートさせることができます。

ただし、いきなり生産管理をまかされる人は多くありません。

別の部署で数年程度のキャリアを積み、自社の事業や商品についての理解を深めてから生産管理部門に異動となるほうが一般的です。

生産管理になるまでのルート

生産管理の資格・難易度

生産管理の仕事に関する代表的な資格としては、「生産管理プランニング」と「生産管理オペレーション」のふたつがあります。

これらは、中央職業能力開発協会という団体が実施している「ビジネス・キャリア検定」という民間資格の一種であり、前者は生産管理業務について、後者は物流業務についての専門知識を問うものです。

生産管理として働くためにこれらの資格が必要になるわけではありませんが、自分のスキルレベルを客観的に証明するためや、自己研鑽の一環として、試験を受ける人も大勢います。

それぞれ、BASIC級、3級、2級、1級と、難易度の異なる4段階に分かれていますので、キャリアに応じてチャレンジしてみるとよいでしょう。

参考:中央職業能力開発協会

合格率は級によって異なりますが、3級で50%~60%前後、2級で30%~40%前後であり、そこまで難しいわけではありません。

なお、企業の運営管理(オペレーション・マネジメント)に関するものとしては、「中小企業診断士」という資格もあり、こちらを目指す人もいます。

昇進や転職など、キャリア形成においては非常にメリットの大きい資格といえますが、ビジネス・キャリア検定よりも難易度は高めです。

参考:一般社団法人 中小企業診断協会

生産管理になるための学校の種類

生産管理の職種が含まれる採用試験にエントリーするためには、4年制大学卒以上の学歴が求められるケースがほとんどです。

学部や学科についてはとくに制限はなく、文系・理系含めて広く採用対象となります。

ただし、たとえば自動車メーカーや機械メーカーで生産管理を担当したいなら工学部、食品メーカーなら農学部といったように、志望先企業の業界に関連した学部のほうが望ましいでしょう。

なお、生産管理を担当している人のなかには、工場で働く製造スタッフなどから昇格しているケースも見られます。

現場の製造スタッフとして働くなら、基本的に学歴は必要ありませんので、高卒や専門学校卒などから生産管理になることも可能です。

生産管理は、どちらかというと実務経験の有無や適性が大切な職種であり、学歴はそこまで重要ではありません。

そういった意味では、生産管理は誰にでもチャンスのある職種といえるでしょう。

生産管理に向いている人・配属されやすい人

生産管理に課せられた役割を端的に表すと、商品の製造工程全体をコントロールする「かじ取り役」ということになります。

そうした立場に向いているのは、客観的な視点で仕事の全体像をとらえることのできる広い視野をもつ人です。

また、ほかの人に的確な指示を出すことのできる、「司令塔タイプ」の人が生産管理に向いています。

ひとつの作業に没頭すると、集中するあまり周囲が見えなくなるという人よりは、いつでも頭のどこかが冷静で、周りの動きまで気を配れるという人のほうが生産管理向きです。

また、人を動かすには、「この人の指示ならきちんと聞こう」と思ってもらえるだけの人望や信頼、人間関係も必要になります。

社交性豊かで社内に知り合いが多く、ほかの社員から好かれやすい人は、生産管理部門に配属される可能性が高いでしょう。

生産管理に向いている人・適性・必要なスキル

生産管理のキャリアプラン・キャリアパス

生産管理のキャリアパスは、かなり多彩です。

営業部門や企画部門、調達部門から異動になる社員もいますし、設計や品質管理、品質保証などを経て生産管理になる社員もいます。

工場などの現場勤めから生産管理をまかされるケースもあります。

さらに、生産管理になるまでと同じように、生産管理になってからのキャリアも多様で、そのまま生産管理部門のなかで役職者にステップアップしていく人もいれば、別の部署に異動となって活躍する人もいます。

製造ラインの全工程に携わる生産管理は、その後のキャリアプランについても、希望しだいでさまざまなルートが考えられるでしょう。

生産管理への転職を検討するなら、転職エージェントに相談してみよう

未経験や中途で生産管理を目指す場合には、転職エージェントに登録しておくのもおすすめです。

生産管理の仕事に詳しい転職アドバイザーから話を聞くことができたり、生産管理の「非公開求人」の情報を得ることができます。

まだ転職するか迷っている、そもそも生産管理が自分に合っているか不安という段階でも、専門家のアドバイスを聞くことでキャリア選択の幅を広げることができます。

リクルートエージェントは、転職エージェントの中で最も求人数が多く、転職実績もNo.1となっているので、まず登録しておきたいエージェントです。

また、20代の方や第二新卒の方は「マイナビジョブ20's」に登録してみるとよいでしょう。

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